
2025年度第3回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「日本の大学におけるアカデミック・アドバイジングの導入に向けた課題と展望:『知の総和』答申を受けて」という題目で、山﨑 めぐみ 氏(創価大学学士課程教育機構教授)を講師とし、開催されました。
冒頭で、アカデミック・アドバイジングを履修指導より大きなものとして捉えられるようになることがセミナーの目標として掲げられました。その上で、日本と海外の大学それぞれにおけるアカデミック・アドバイジングのイメージの違いが述べられ、海外では学生の学びを支える大切な機能を有するものとして位置付けられていることが解説されました。加えて、『知の総和』答申や「令和7年度私立大学等改革総合支援事業」説明資料、NACADAコアバリューといった資料に基づき、アカデミック・アドバイジングの枠組みで行うべきことの整理が行われました。
次に、学生一人一人をサポートするためのアカデミック・アドバイジングの体制作りや、大学のミッションを実現するというアカデミック・アドバイジングの役割について、NACADAコアコンピテンシーにも触れながら解説されました。また、ミネソタ大学・メトロポリタン州立大学など米国の大学における、ミッションに沿ったアカデミック・アドバイジングの実践例についても説明がありました。加えて、アカデミック・アドバイジングを行うための体制整備や、IRとの連携による公開情報などの活用によるアドバイジングについて論じられました。
結びとして、アカデミック・アドバイジングでは、学生に対する学修支援の必要性をアセスメントする能力が特に重要であり、単なる履修指導にとどまらないこと、質的・量的データの活用が大切であることなどが解説されました。そして、アカデミック・アドバイジングは大学のミッション・ヴィジョンを達成するための役割や、教育の質保証を担う役割を有することが改めて確認され、セミナーは締めくくられました。
(参照:ALPS履修証明プログラム)
セミナーのアンケート結果はこちらからご覧になれます。アンケート