論文掲載料(APC : Article Processing Charge)とは、学術雑誌に掲載する論文をオープンアクセス(OA)として出版するために必要な費用です。
ここでは、千葉大学に所属する方に向けてAPCに関する情報を案内します。
論文をOAにしてネット上で誰でも無料で閲覧できるようにすることで、自身の研究を広めるだけでなく研究成果を社会に還元することにも繋がります。
OA化の様々な方法については、研究成果をネットで公開する(オープン化)もご覧ください。
APCの支払について、本学と出版社との電子ジャーナル契約により著者の支払が割引もしくは無料になる場合があります。
2023年は試行として、このページ内で案内する2社(Rockefeller University PressとRoyal Society of Chemistry)が刊行する対象誌のAPCが無料になります。
電子ジャーナルのRead & Publishモデル契約により、対象誌のAPCが無料になります。
本学の教職員・学生
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)であり、2023年1月~12月にアクセプトされた論文
責任著者が本学所属者であるかどうかは、論文投稿時に入力された情報をもとに、出版社側システムにより著者所属機関の ROR IDから判断されます。
対象のROR IDは以下の3つです。
無制限
論文の最終稿提出後に、Read & Pulblishモデル契約によりOA出版するかどうかを選択する画面が表示されます。
(2023.3.24 追記)
論文投稿時に「Manuscript affiliation」の欄に千葉大学所属であることを入力する必要があります。詳細は Rockefeller University Press Read-and-Publish Agreement Author Experience及び原稿投稿時の所属機関入力ガイドライン(著者向け)※3月10日改訂版をご確認ください。
なお、出版社からの案内は随時アップデートされる可能性があるため、投稿前に最新の情報をご確認ください。
電子ジャーナルのPublish & Readモデル契約により、対象誌のAPCが論文10本まで無料になります。
本学の教職員・学生
※対象者であっても、対象ドメイン以外のメールアドレスを利用して投稿された場合はAPC無料の対象となりませんのでご注意ください。
Royal Society of Chemistryが刊行するハイブリッドOA誌
※フルゴールドOA誌は対象となりませんのでご注意ください。
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)であり、2023年1月~12月にアクセプトされた論文
責任著者が本学所属者であるかどうかは、メールアドレスのドメインで判断されます。
APC無料となる対象ドメインはこちらのリストをご確認ください(閲覧には千葉大学Google Workspaceアカウントへのログインが必要です)。
リストを開けない場合は、担当までお問い合わせください。
10本まで(先着順)
※11本目以降の論文はAPCが15%割引になります。
投稿論文がアクセプトされた後、著者宛にメールで案内が届きます。
詳細はRoyal Society of Chemistyの案内をご確認ください。
本学の電子ジャーナル契約によりAPCの割引が適用される出版社の情報を案内します。
本学がAmerican Chemical Societyの電子ジャーナルパッケージを購読していることにより、APCについて購読機関向け割引が適用されます。
American Chemical Societyが刊行するハイブリッドOA誌
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)である論文
割引額は出版社のOpen Access Pricingの案内をご確認ください。
Open Access in Transformative journalsについて、購読機関向け価格(Subscribing Institution Pricing)が適用されます。
本学所属者かつACS会員の方はMember at Subscribing Institution Pricingが適用されます。
出版社のPublish Open Access with ACSをご確認ください。
本学がPNASを購読していることにより、APCについて購読機関向け割引が適用されます。
PNAS:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)である論文(Regular research articles)
割引額等の詳細は出版社のPublication Chargeについての案内をご確認ください。
PNASの掲載論文は掲載後6カ月経つとOAになりますが、APCを支払うことで即時OAとすることができます。
この即時OAに必要なAPCについて、購読機関(institutions with current-year site licenses)向けの割引が適用されます。
2021年7月より、本学のAPC支払状況を把握するため、財務会計システムを利用した調査を行っています。
論文投稿料の財務会計システムへの入力の継続について(依頼)をご確認いただき、APCを支払う際はご協力をお願いします(閲覧には千葉大学Google Workspaceアカウントへのログインが必要です)。
このページの内容についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
附属図書館 雑誌担当
Tel: 043-290-2253
Mail: faf2253★office.chiba-u.jp
※「★」は「@」に置き換えてください。