論文掲載料(APC : Article Processing Charge)とは、学術雑誌に掲載する論文をオープンアクセス(OA)として出版するために必要な費用です。ここでは、千葉大学に所属する方に向けてAPCに関する情報を案内します。
論文をOAにしてネット上で誰でも無料で閲覧できるようにすることで、自身の研究を広めるだけでなく研究成果を社会に還元することにも繋がります。OA化の様々な方法については、研究成果をネットで公開する(オープン化)もご覧ください。
2024年10月21日(月)より、試行としてAmerican Chemical SocietyのAPCについての支援を行っています。
お知らせも併せてご覧ください。
対象出版社(アルファベット順)
電子ジャーナルの購読費用とAPCを一体で契約することで、ジャーナルの購読費用を論文出版費用に転換させ、OA出版を拡大しながら大学全体の支出を抑制し、大学の研究成果を広く公開することを目指します。
転換契約のOA出版枠を利用して論文を出版する場合、「千葉大学オープンアクセス推進に係る研究論文掲載費用支援制度実施要領」(学内LANのみ閲覧可)により、論文1本毎に著者から正規APCよりも低額なOA推進分担金を拠出いただきます。
OA推進分担金の金額について学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)をご確認ください。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
本制度の対象者は、千葉大学構成員であり、所属部局を通して研究費等からOA推進分担金を振り替えることが可能な方です。
OA推進分担金は、OA出版された論文本数を図書館が取りまとめ、年数回の頻度で著者の所属部局にOA推進分担金の振替を依頼します。OA推進分担金は転換契約継続の経費として還元されます。
*本制度ではOA出版にかかる論文掲載料であるAPCを対象としており、カラーチャージや別刷等、論文出版にかかるその他の費用については別途、著者による支払が必要です。
2024年1月からSpringer Nature、Royal Society of Chemistry、Rockefeller University Press、2024年4月からはElsevierについて利用開始します。
出版社によりOA出版の流れが異なりますので、本ページ内に掲載している情報をご確認の上、ご利用ください。各出版社のOA出版概要についてまとめたハンドアウトもご覧ください。(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)。(ハンドアウト 学内LANからはこちら)
2024年1月~3月にいただいたご質問と回答を掲載します。
ハイブリッドジャーナル(一部対象外のものあり)
各出版社のOA出版概要についてまとめたハンドアウトからご確認ください。(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)(ハンドアウト 学内LANからはこちら)
*対象誌ではないハイブリッドジャーナル、及びフルOAジャーナルを対象に、APCについて一定の割引が適用されます。
詳細は「APCの割引」の項目をご確認ください。
OA推進分担金の金額及び本学のOA出版枠の数は学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)からご確認いただけます。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
各出版社のOA出版概要についてまとめたハンドアウトもご覧ください。出版社へのマニュアルへのリンク(学内限定)があります。(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)。(ハンドアウト 学内LANからはこちら)
OA出版枠対象外のハイブリッドジャーナル及び、フルOAジャーナルは、APCについて一定の割引が適用されます。
割引適用にはOA出版枠対象誌と同様、図書館での出版承認が必要です。
図書館での出版承認後、著者が指定した宛先に請求書が送付されますので、ご自身での支払い手続きをお願いします。
OA出版枠の利用ではなく、APC割引が適用された論文については、OA推進分担金の拠出は不要です。
適用される割引率については、学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)からご確認いただけます。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
転換契約によりOA出版された場合、2023年までは試行としてAPCを無料としていましたが、2024年からはOA推進分担金の振替が必要です。
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)であり、以下の期間内(米国東部標準時)にアクセプトされた論文
OA推進分担金の金額は学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)からご確認いただけます。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
詳細については Rockefeller University Press Read-and-Publish Agreement Author Experience及び原稿投稿時の所属機関入力ガイドライン(著者向け)※3月10日改訂版もご確認ください。
転換契約によりOA出版された場合、2023年までは試行としてAPCを無料としていましたが、2024年からはOA推進分担金の振替が必要です。
Royal Society of Chemistryが刊行するハイブリッドOA誌
※フルゴールドOA誌は対象となりませんのでご注意ください。
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)であり、以下の期間内(グリニッジ標準時)にアクセプトされた論文
*本学のOA出版枠数を超過した場合、OA出版をするためには正規APC価格から15%割引された金額の支払が必要です。この割引を利用してOA出版された論文についてはOA推進分担金は不要です。
OA推進分担金の金額及び本学のOA出版枠の数は学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)からご確認いただけます。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
詳細についてはRoyal Society of Chemistyの案内もご確認ください。
*論文1本毎にOA推進分担金が必要です。
*OA出版枠の上限を超過した場合、OA出版をするためには従前通り正規APC価格の支払手続きが必要です。
OA推進分担金の金額及び本学のOA出版枠の数は学内限定の案内(要:千葉大学GoogleWorkspaceアカウントログイン)からご確認いただけます。(学内限定の案内 学内LANからはこちら)
詳細については、SpringerNatureによる著者向けの案内ページ及び対象ジャーナルから出版をお考えの方へ著者向けガイドもご確認ください。
本学の電子ジャーナル契約等によりAPCの割引が適用される出版社の情報を案内します。
本学がAmerican Chemical Societyの電子ジャーナルパッケージを購読していることにより、APCについて購読機関向け割引が適用されます。
American Chemical Societyが刊行するハイブリッドOA誌
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)である論文
割引額は出版社のOpen Access Pricingの案内をご確認ください。
Open Access in Transformative journalsについて、購読機関向け価格(Subscribing Institution Pricing)が適用されます。
本学所属者かつACS会員の方はMember at Subscribing Institution Pricingが適用されます。
出版社のPublish Open Access with ACSをご確認ください。
ユサコ株式会社より、APCが10%割引になるOA出版費用割引プロモーションコードが配布されています(有効期限:2025年6月まで)。
どなたでも利用可能ですのでユサコ株式会社の案内を参照の上、ご利用ください。
本学がPNASを購読していることにより、APCについて購読機関向け割引が適用されます。
PNAS:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
本学所属者が責任著者(Corresponding Author)である論文(Regular research articles)
割引額等の詳細は出版社のPublication Chargeについての案内をご確認ください。
PNASの掲載論文は掲載後6カ月経つとOAになりますが、APCを支払うことで即時OAとすることができます。
この即時OAに必要なAPCについて、購読機関(institutions with current-year site licenses)向けの割引が適用されます。
これまでにいただいたご質問と回答をまとめました。
2021年7月より、本学のAPC支払状況を把握するため、財務会計システムを利用した調査を行っています。
論文投稿料の財務会計システムへの入力の継続について(依頼)をご確認いただき、APCを支払う際はご協力をお願いします(閲覧には千葉大学Google Workspaceアカウントへのログインが必要です)。
このページの内容についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
附属図書館 雑誌担当
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