平成31年2月25日、千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センターは、シンガポール国立大学図書館(NUS Libraries, National University of Singapore)と部局間学術交流協定を締結しました。
千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センター(附属図書館長/センター長:竹内比呂也)およびシンガポール国立大学図書館(図書館長:Ms. Lee Cheng Ean)は、相互の友好と研究・教育に関する協力を進めることに合意しました。それぞれの大学図書館の機能強化にむけて、以下の活動を具体化する予定です。
シンガポール国立大学は、1905年に設立され、現在、17学部・研究科、8研究クラスタ、29研究機関を擁する国立の総合大学です。学生約40,000名弱、教員約12,000名が在籍し、シンガポールを代表する大学であるのみならずアジアで最も優れた大学であることを誇っています。図書館は8つの本分館に分かれ、蔵書約300万冊、電子ブック82万タイトル、電子ジャーナル7万3000タイトルを提供しています。(2019年3月時点)
シンガポール国立大学図書館は、知の拠点(Knowledge Hub)としての役割を果たし、世界をリードし未来を切り開く大学という大学のミッションのもとに革新的な教育研究活動支援の取り組みを行っています。千葉大学附属図書館も、アカデミック・リンク・センターと協働して、生涯学び続ける知識活用能力を備えた「考える学生」を育む「アカデミック・リンク」のコンセプトのもと、国内では先進的な教育学習支援の活動を行ってきました。大学教育および学術コミュニケーションをめぐる環境が急速に変化する中で、今回の協定締結により、両校の図書館は伝統的な大学図書館の枠組みを超え、デジタル環境における大学図書館機能の高度化に向けた先導的な活動を展開していきます。
協定書にサインするLeeシンガポール国立大学図書館長
竹内比呂也 千葉大学附属図書館長/ALCセンター長
平成24年10月に、アジア経済研究所図書館と千葉大学附属図書館が、相互利用に関する覚書を締結し、互いの図書館をより便利に利用できるようになりました。
事前に手続きを行うことで、千葉大学所属の学生、教職員がアジア経済研究所図書館で資料の個人貸出を受けることができます。手続きの詳細はアジア経済研究所図書館の利用についてをご覧ください。
大学学習資源コンソーシアム(CLR)は、大学関係者が、学習、教育における電子的学習資源の製作および共有化を促進させる体制の構築と著作物の円滑な利用環境を整備し、我が国の高等教育・学術研究の発展に寄与することを目的としているコンソーシアムです。
千葉大学アカデミック・リンク・センター/附属図書館は、2014年5月のCLR設立以来会員機関として参加しているほか事務局も務めており、著作物の円滑な利用を促進するため、他教育機関と定期的に情報交換を行っています。
また、CLRと連携して、教育機関の視点から著作物の利用環境整備の方向性について考え議論する場としてのセミナーやシンポジウムも開催しています。