大学図書館における学習支援:どのようにコンセプトを組み立て、具体化するか

大学図書館における学習支援:どのようにコンセプトを組み立て、具体化するか

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開催日時・場所・参加費

講師

概要

2024年度第4回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「大学図書館における学習支援:どのようにコンセプトを組み立て、具体化するか」という題目で、明治大学生田図書館の柴尾晋氏、近畿大学中央図書館長(文芸学部教授)の八角聡仁氏、千葉大学アカデミック・リンク・センター/附属図書館(以下、「千葉大学ALC/附属図書館」)ハイブリッドサービスモデル構築班を講師とし、開催されました。

柴尾氏からは、2025年4月に利用開始予定の、明治大学生田キャンパス「複合棟センターフォレスト」の概要と、センターフォレスト内にある生田図書館のリニューアルについてご講演いただきました。センターフォレスト全体のコンセプトと建物の全貌を説明いただいた後、生田新図書館の三つの目標「学修支援の推進」・「教育支援の促進」・「研究支援の展開」それぞれに関する活動方針や、新図書館の具体的なフロアプランなどをご紹介いただきました。

八角氏からは、「近畿大学アカデミック・シアター」の概要と様々な取り組みについてご講演いただきました。アカデミック・シアターの理念や沿革、独自の図書分類「近大INDEX」による配架、諸施設の利用状況を概説いただいた後、企業等との連携による多彩なプロジェクト・イベントの実例や、それを可能にする会員制度や運営体制をご紹介いただきました。また、近畿大学中央図書館の学修支援の実態や活動の方向性についても解説していただきました。

千葉大学ALC/附属図書館からは、ハイブリッド型学習支援と環境整備のための教職協働プロジェクトに関する事例報告を行いました。全館ワークショップで集約した課題を出発点に、学生のニーズを質問紙調査やインタビューで取り入れ、コンセプトに沿った支援を実現する検討過程を紹介しました。また、学生の学習行動を軸に、学内各所の支援との関係性を意識し、課や担当業務の枠を超えて情報共有や意見交換を行う重要性が述べられました。若手職員がプロジェクトマネジメントの経験を積めるよう、運用面で工夫したチームリーダシップ育成の試みも紹介しました

ALPS履修証明プログラムの対応テーマ

教育・学修の方法と学修支援サービス (参照:ALPS履修証明プログラム

アンケート結果

セミナーのアンケート結果はこちらからご覧になれます。アンケート

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