対話の継続としてのアカデミック・アドヴァイジング

対話の継続としてのアカデミック・アドヴァイジング

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開催日時・場所・参加費

講師

概要

2023年度第5回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「対話の継続としてのアカデミック・アドヴァイジング」という題目で、国際基督教大学(ICU)の那須敬氏を講師とし、開催されました。

はじめに、ICUにおけるアドヴァイジングの基本的な考え方が紹介されました。ICUでは学生が入学後にメジャー(専攻)を決める "Later Specialization" の仕組み等により履修の自由度が高く、学生は主体的な計画・意思決定の繰り返しを求められます。そのような環境下でアドヴァイジングは、学生が主体的に学修を進めるための励まし・意思決定の援助を与え、学生に内省や目標の再確認を促す機会として機能しています。

続いて、ICUでのアドヴァイジングの取り組みが具体的に紹介されました。履修登録面談をはじめとする教員アドヴァイザーによるアドヴァイジング、職員が幅広い相談に応じる「アカデミックプランニングサポート(APS)」、学生ピア・アドヴァイザーが学生の視点から助言する「ICU Brothers & Sisters(IBS)」の三つを軸に、複数のアドヴァイジング制度が相互に補完しながら学生を援助していることが解説されました。

最後に、アドヴァイジングの目標は、対話を通じて学生が考えを整理し、意思決定することを助けることであると改めて説明されました。そして、立場の異なる複数のアドヴァイザー間での目標の共有と信頼関係の重要性、そしてアドヴァイジングの場において、一回限りの相談で完結させずに、過去・現在・未来を持つ個人としての学生に継続して向き合う姿勢の大切さが述べられ、セミナーは締めくくられました。

ALPS履修証明プログラムの対応テーマ

アカデミック・アドバイジング (参照:ALPS履修証明プログラム

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