DX後の大学と学習資源

DX後の大学と学習資源

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開催日時・場所・参加費

講師

概要

2022年度第5回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「DX後の大学と学習資源」と題し、大学改革支援・学位授与機構特任教授 千葉大学名誉教授の土屋俊氏を講師としてお招きし、開催いたしました。

はじめに、千葉大学を例として、大学における「情報化」の経緯が説明されました。続けて、情報技術の発展が、論文入手方法、調査手法、執筆方法といった研究者のライフスタイルや、研究活動のエコシステム、及び支援基盤を変え、大学教育そのものを大きく変えつつあることが指摘されました。DXにより、大学のキャンパスは本質的には不要となる可能性があり、学生を支援する何らかの機能さえあれば学習には十分であること、とはいえその学習成果を測定するための適切な方法は考える必要があるだろうと述べられました。学習資源については、従来は教科書や参考書を学生各自で購入するのが基本でしたが、DXにより教員がデジタル教材を作成して学生に配布するようになり、教材は学生が個人で調達するものではなく、オープン教育リソースとして社会が用意するものとなりつつあると説明されました。このように、大学の形はDXにより様々な点で変わっていく可能性がありますが、人間が持つ課題を解決するためのメカニズムとしては残っていくはずであり、大学や学習資源の新しい在り方を、今後も模索していくことが望まれます。

アンケート結果

セミナーのアンケート結果はこちらからご覧になれます。アンケート

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