実践事例から学内ワークスタディによる学生支援の可能性を考える

実践事例から学内ワークスタディによる学生支援の可能性を考える

バナー2021年度第3回

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講師

概要

 2021年度第3回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「実践事例から学内ワークスタディによる学生支援の可能性を考える」という題目で、中村学園大学学生部課長である、岩尾祐介氏と、東北大学附属図書館情報サービス課閲覧係長である永井伸氏を講師として開催いたしました。
 はじめに、アカデミック・リンク・センターの我妻特任助教より、ワークスタディの概要について、中央教育審議会の答申や米国の事例をふまえて説明がなされました。
 続いて、岩尾氏より、「中村学園大学におけるワークスタディについて」として、スチューデントジョブの活動についての紹介がなされました。学生の経済的支援や、就業体験を通じた成長促進、部署ごとに行っていたアルバイトの集約といった目的をかかげて運用を開始したもので、業務内容は、オープンキャンパス、健康診断受付、広報、学内清掃等多岐にわたります。学生の求人および派遣をとりまとめるスチューデントジョブセンターがあり、このセンターの運営自体も学生が主体となっていることが説明されました。こうした活動により、学内の活性化、学生理解の深化、優秀な学生の発掘といった成果が挙がっている一方、雇用の創出(特にコロナ禍における)などが課題であること、今後は新たな業務(外部企業との連携などによる)展開を検討していることも述べられました。
 また、永井氏からは、「東北大学附属図書館でのワークスタディ事業について」として、図書館でのワークスタディが紹介されました。資料、閲覧、ILL、展示等、図書館業務の各分野で活動がおこなわれていること、ワークスタディの意義として、学生・職員双方の成長の機会となること、図書館自体がブラッシュアップされることが説明されました。実施の課題としては、業務の事前準備や管理面の負担、単なるアルバイトではない、学びの場として展開していくことの難しさが挙げられました。最後に、今後の展開として、活動を継続できる仕組みづくりや、ワークスタディ同士の交流を検討していることが述べられました。

アンケート結果

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