2020年度第2回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「オンライン大学における教育・学修支援」という題目で、サイバー大学の川原洋学長を講師として開催いたしました。
今回のセミナーでは、はじめに、サイバー大学の概要として、在校生の約6割が社会人であり、首都圏をはじめとして日本全国から受講されていること等が紹介されました。続いて、サイバー大学が独自に企画設計した「Cloud Campus」というシステムにおいて、科目設計から学修支援、試験、成績評価まで、すべての教育・学習支援プロセスをオンライン化していることが説明されました。このシステム内で、学生は、発表コンテンツを作成し、授業内で配信し、発表内容についてディスカッションするといったアクティブラーニングをおこなうことも可能となっています。
学修支援体制としては、学生サポートセンター、教学センター、システムサポートセンターが設置されており、困りごとに応じて、教職員、LA、TAによるサポートが受けられることが説明されました。また、さまざまな疾患や障がい等の理由で、受講において特別な配慮を必要とする学生については、個々の事情に応じた対応(例:発声が困難な学生の発表は書き起こしに代える、難聴の学生のリスニングは課題内容を考慮する)をおこなっていることも述べられました。
まとめとして、こうしたサポートも含む、フルオンラインでの学びを前提として整備された柔軟な学習環境そのものが、多様化する学生への支援を可能にしていることが述べられ、セミナーは締めくくられました。
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