メディア授業下における『学生のオンライン自己学習』:学習支援ポータルEYeL !の構築過程を例に『どのように支援するか』を共に考える

メディア授業下における『学生のオンライン自己学習』:学習支援ポータルEYeL !の構築過程を例に『どのように支援するか』を共に考える

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概要

2020年度第1回アカデミック・リンク/ALPSセミナーは、「メディア授業下における「学生のオンライン自己学習」-学習支援ポータルEYeL!の構築過程を例に「どのように支援するか」を共に考える」という題目で、ALC教員の國本千裕を講師として開催いたしました。

今回のセミナーでは、はじめに、ポータルサイト「Encourage YOUR e-Learning!(EYeL!)」のコンセプトと構築の背景について、EYeL!はALCのミッションである「考える学生の育成」を念頭に、授業に関わる学習のみならず、授業外の自主学習も支援するというコンセプトで構築されており、メディア授業下の実情にあわせて優先度を決めたうえで、学内外の「学習コンテンツやサポート」をポータル上に集約したことが説明されました。実装時に重視した点として、既にあるコンテンツやサポートをそのまま掲載するのではなく、物理的な場所やコンテンツへのアクセスが不可能な状況下において、「オンラインでの」学習支援はどうあるべきかを改めて検討し、既存のコンテンツをブラッシュアップしたり、一から新しい学習サポート体制を構築したことが挙げられました。

続いて、コンテンツは3部構成(「ネットで相談・レポート論文を書く」「ネットで探す・調べる」「関心を深める・さらに学ぶ」)であること、サイトの構築にあたっては、関係の他部署とも連携し、教員と職員が協力して取り組む体制であったことが説明されました。

最後に、学習支援のためのポータルサイトは「構築して終わり」にするのではなく、利用状況や学生の声をふまえて、継続的に改良していくことが重要であるとの指摘がなされました。実際に「EYeL!」では、アクセスログからサイトの利用状況と、注目されているコンテンツを確認していること、さらに学生へのオンライン・グループ・インタビューも実施しており、現在、学生がメディア授業にどのように取り組んでいるかを尋ねたうえで、EYeL!の使い勝手や改善すべき点について指摘を受けていることと、具体的なその詳細(改善のポイント)について報告がありました。

オンラインでの学習支援は、物理的な場での支援と比べ、相手や状況に合わせた臨機応変な対応が難しいため、様々なケースを事前に想定して準備する必要があるなど、「コミュニケーション」に工夫が必要な一方、オンラインだからこそ、これまでの枠組みを超えた、新たな支援を展開できることが説明され、セミナーは締めくくられました。

アンケート結果

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