• アカデミック・リンク・セミナー

アカデミック・リンク・セミナー

開催日時

  • 2011年11月9日開催(終了)
  • パシフィコ横浜

概要

 
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 11月19日(図書館総合展1日目)に、「図書館×教材の電子化=大学教育改革!:千葉大学アカデミック・リンクは挑戦する」と題した特別フォーラムが行われました。当日は座席が足りなくなるほどの来場者(約250名)があり、大盛況のうちに講演は終了しました。

   冒頭、竹内センター長より、大学教育をとりまく環境の変化と、それに対応するための「アカデミック・リンク」の概念、および、実施プロジェクトの概要について説明がありました。続いて、アカデミック・リンク・センターの教員2名が、具体的な取り組みについて詳細を報告しました。

 川本准教授より、授業を中心とした"コンテンツと学習の近接による能動的学習"という、授業資料ナビの基本コンセプトとその概要、「レガシーコンテンツ再生」および「デジタルコースパック」プロジェクトの進捗状況、さらに、その遂行過程で直面している「課題」について説明がありました。

 白川助教からは、大学教育の充実(授業時間外学習)と学習成果の可視化という近年の大学教育改革の方向性もふまえたうえで、現在、当センターが進めている「デジタルコースパック」「参加する学習」「情報利用行動定点観測」の各プロジェクトについて、その概要と進捗状況が報告されました。

 最後に、再度竹内センター長が登壇し、1)アカデミック・リンクの実現を阻む課題と、2)アカデミック・リンクは"「学習基盤の整備」を通じて大学教育改革を促進するための「実験」"であることを述べて、講演は終了しました。

 その後の質疑応答では"大学図書館と他部署の連携はどのように行われているのか""授業・教員との連携・協力を促す工夫はあるか"など、極めて実践的な課題について、質問が出されていました。

 講演後に行った「参加者アンケート」からは"大学に存在する「資源」をリンクさせた学習支援システムという考え方にとても感銘を受けました"、"「教育」に図書館がコミットする時の方向性、切り口について貴重なヒントを得られました。またコンテンツを「学生に見える形で」という点は重要だと最近とくに感じています"などの反応がみられました。