はじめての英語論文

意図せぬ剽窃・盗用を避けるコツ

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更新日

電球アイコンこのページでわかること

  1. 「剽窃」の定義
  2. 引用について知る
  3. 剽窃を避ける「言い換え」のコツ
  4. 剽窃を検出する

はじめに

これから英語論文を本格的に書くことを考えている学内の方を対象に、論文執筆における意図せぬ盗用・剽窃を避けるためのコツや、適切な引用・言い換えの方法について解説するセミナーを、ウェビナー形式で開催しました。

当日の講義動画を見ることができます(2027.1.31まで)。

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ヘルプログイン方法がわからない

概要

他者が発表した文章やデータを出典を記載せずに自身の文章に用いることを剽窃や盗用と言います。
これらの行為は「研究不正」と呼ばれ、犯した研究者はペナルティを受けることになります。しかし、正しい引用の方法を知らなかったり、参照したテクストの記載が適切に行われていなかったりすると、本人にそのような意図がなくても剽窃や盗用とみなされてしまうことがあります。

本講義ではこのような「意図せぬ剽窃や盗用」を防ぐコツを英語ライティング指導の経験豊富な講師が講義形式で解説します。

まず「剽窃とは何か」について説明し、具体的にどのようなものが剽窃や盗用などといった研究不正とみなされてしまうかについて解説します。
次に編集者のための剽窃に対処するガイドラインやケーススタディを通して、研究不正を行った研究者がどのようなペナルティを受けるのかについて見ていきます。
最後に、意図せぬ剽窃を避けるためにどうすればいいのか「意図せぬ剽窃を避ける10のコツ」について解説し、剽窃チェックツールの利用や効果的な言い換え(Paraphrase)の方法について紹介します。

講演は英語で行いますが、クリアな発音で非常に理解しやすく、リスニングが苦手な方でも大丈夫です。

論文の意図せぬ盗用・剽窃を避けるための手段を知りたいと考えている方、ぜひご覧ください。

講義内で紹介したページ・ツール

日本語論文における文献引用の方法

アカデミック・リンク・センターが作成した、文献の引用の仕方や参考文献リストの書き方について解説している記事です。

剽窃チェックツール

千葉大学教職員のみが利用できる剽窃チェックツールです。利用には所属部局事務担当への申請が必要です。

講師

Dr. Jacob D. Wickham(カクタス・コミュニケーションズ株式会社 学術出版トレーナー)

「Integrative Zoology」の編集長を務め中国科学院動物学研究所の助教授及び、ラトガース大学昆虫学部の非常勤教授として勤務。
受賞歴のある著名な動物学者であるWickham氏は、学術出版において15年以上の経験を持ち、インパクトファクターの高いジャーナル出版経験を持つ。

英語、通訳なし

対象

学内の大学院生を想定していますが、学部後期生や大学院生以外の方も参加できます(参加無料)

開催日時など

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