授業をするときの注意点
このページでわかること
- 個人情報と成績評価に関する基礎資料の管理・保存の方法
- 授業資料を作成する際に注意すべき著作権の問題
- 授業の受講者と接する際に注意すべき事柄
はじめに
大学院生になると、TF(Teaching Fellow)として、あるいは非常勤講師として、大学などの授業を担当するようになるかもしれません。授業では、受講生の個人情報を扱ったり、授業資料を作成したりする機会が生じるほか、受講生と実際に接することにもなります。こうした場面では、情報の漏洩や著作権の侵害といった問題や、受講生に対峙する際の姿勢や受講生に与えうる影響について、細心の注意を払う必要があります。
大学院生活のなかで、TF(Teaching Fellow)として、あるいは非常勤講師として、大学などの授業を担当する機会があるかもしれません。
授業の準備や実際の授業の際に、何に気をつけるべきなのでしょうか。
大学院共通教育科目でこれらのことを取り扱う授業があります。
※これらの授業の一部はTF(ティーチングフェロー)研修としても利用されています。
千葉大学ティーチングフェロー制度とは?
授業の支援業務を通じて、教育指導能力、および、教育企画・運営能力を高め、大学教育を担う人材の育成、大学教育の充実、手当支給による処遇改善など、大学院生のみなさんの将来(キャリア)に資することを目的とした制度です。
ティーチングフェローとは?
千葉大学における「ティーチングフェロー」の定義はつぎのとおりです。
学部、修士課程、博士前期課程、5年一貫制博士課程(博士前期課程に相当する期間に限る)又は専門職学位課程の学生に対する授業の企画・運営に、教員の指導のもと参画し、教育活動の支援を主体的に行うことを委嘱された学生
ティーチングフェローは下記の要件を満たしたうえで、各研究科の選考と委嘱を経てはじめて委嘱されます。
- 修士課程、博士前期課程、博士後期課程、後期3年博士課程、4年博士課程、5年一貫制博士課程又は専門職学位課程に在学している者。ただし、修士課程、博士前期課程又は専門職学位課程に在学している者については最高年次の者に、5年一貫制博士課程に在学している者については2年次以上の者に限る。
- 所属研究科等の長の推薦を受けた者。
- 本学が実施するティーチング・フェローに係る研修を受講し修了した者
大学院共通教育科目とは?
大学院進学者を対象に(一部の指定科目は一定の条件下で学部生も対象)、国際社会で活躍できる次世代型人材(研究者および高度専門職業人)の育成を目指し、千葉大学が令和元年度より設置した「共通教育科目」です。
「全学開講科目」と「研究科・学府開講科目」の2種類から構成され、それぞれの科目は下記4つの科目領域に分類されています。
1. 研究・社会倫理
多様な文化や異なる価値観について理解を深め、専門的な知識を適切に活用できるよう、研究倫理や社会倫理についての自覚を深めるための領域
2. 共通スキル
新たな価値を創造するために、柔軟な思考と豊かなコミュニケーションを中核とする学術研究や高度な実務で必要とされる専門的なスキルを獲得するための領域
3. マルチキャリア・プレFD
社会の様々な分野においてリーダーに求められる「知のプロフェッショナル」の育成にむけた、複眼的なキャリア教育を実施する領域
4. 知の社会化
地域・社会との相互行為とそれに基づく社会貢献に必要な知識と技術を実践的に修得するための領域
大学院共通教育についての詳細や、各領域にどのような科目が開講され、自分は受講可能か等、詳細については下記のページをご覧ください。
※履修可能な科目や、単位の取り扱い等は在籍する研究科によって異なります。必ず、事前に指導教官と相談したうえで履修を検討してください。