論文を検索するとき、Googleで検索する方も多いと思います。
ただ、Googleで検索すると結果がたくさん出て、どれが無料で読める(オープンアクセスである)のかよくわからない......ということはありませんか?
ここでは、無料で読める論文を探すために役立つツールやWebサイトを紹介します。
PDF版はこちら
目次
探している論文がオープンアクセスで提供されていれば、リンクボタンを表示してくれるツールとして、EndNote Click(旧称:Kopernio)とUnpaywallというWebブラウザのプラグインがあります。
どちらも無料で利用することができます。
EndNote Click
対応Webブラウザ:Edge、Chrome、Firefox
利用にはアカウント登録が必要
利用手順
※ここではEdgeを例に説明します。
- EndNote Clickにアクセスする
- EndNote Clickトップページの「無料でEdgeに追加」ボタンをクリック
- 開いた画面で「インストール」をクリック
- インストール完了後、この画面が開きます
- EndNoteのアカウントを
持っている方:「サインイン」をクリックしてログイン画面を開きます
持っていない方:必要事項を記入してアカウントを作成します
機能
- 読みたい論文の出版社サイトにアクセスすると、左下に全文PDFのリンクが表示されます。
- PubMedなどで検索したときに全文へのリンクが表示されます。
Unpaywall
対応しているWebブラウザ:Edge、Chrome、Firefox
利用手順
※ここではEdgeを例に説明します。
- Unpaywallにアクセスします
- Unpaywallトップページの"GET THE EXTENSION"をクリックします
- "ADD TO Chrome"ボタンをクリックします
※Edgeでアクセスすると「Chrome」表記となってしまいますが、問題はありません
- "Chromeに追加"ボタンをクリックすると使用できるようになります
機能
- 読みたい論文の出版社サイトにアクセスすると、アイコンが表示されます。
アイコン→クリックすると全文PDFが閲覧可能
アイコン→全文PDFが発見できなかった
無料で読める論文を検索できるWebサイト
オープンアクセスで提供されている論文を検索することのできるWebサイトを紹介します。
- OpenAIRE
オープンアクセスで提供されている、EUが助成した研究成果の論文を検索することができます。
- IRDB
日本の学術機関リポジトリに蓄積された学術情報を横断的に検索できます。
- Web of Science
世界中の影響力の高い学術雑誌約12,000誌を厳選し採録したデータベース。
検索後、絞り込み項目からオープンアクセス論文のみ検索結果に表示することができます。
(参考)オープンアクセスとは
オープンアクセス(Open Access)とは、研究の成果物(論文や研究データなど)をネット上で、誰もが無料で閲覧できるようにした状態を指します。
自分の研究成果をオープンアクセスにする方法については、研究成果をネットで公開するのページをご覧ください。