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シンポジウム / セミナー/公開講座

新たな時代における大学の学習支援を考える-学習支援の指針、現状、望ましい在り方-

ポスター(pdfで開きます)

開催日時・場所

  • 2023年1月26日(木)13:00-15:30
  • Zoomによるウェビナー形式での開催

講師

  • 中井 俊樹 氏(愛媛大学教育・学生支援機構 教授)
  • 清水 栄子 氏(追手門学院大学共通教育機構 准教授)

活動報告

  • 我妻 鉄也 (千葉大学アカデミック・リンク・センター 特任助教)

概要

 近年の高等教育改革では、学修者本位の教育の実現が謳われ、実現すべき方向性の一つとして学生が学修成果を実感できる教育を行うことが掲げられています。大学に対しては学修者の主体的な学びの質を高めるとともに、学生を自律的な学修者に育成することが求められています。学生を自律的な学修者に育成する上では、個々の授業科目や学位プログラムの充実に加え、学生の主体的かつ自律的な学習活動を支援する学習支援が重要であることは言うまでもないことです。その一端は、9割を超える大学がオフィスアワーを設定し、また約半数の大学にてアドバイザー制を設けていることからも窺えます(文部科学省『令和元年度の大学における教育内容等の改革状況調査結果まとめ』)。現在、各大学ではそれぞれの状況に応じ、教員、職員、専門職、学生といった多様な担い手や組織により様々な方法にて学習支援が行われていますが、COVID-19パンデミック下でオンライン授業環境が整備されたことで、授業方法のみならず学習支援においても従来とは異なる方法や留意点が生じ、体制の変化も必要になっています。

 このような状況の下で、より良い学習支援の在り方を考える機会として、学習支援について高い見識をお持ちの講師をお招きして、大局的な見地から、あるいは具体的な現場での取り組みを踏まえた視点から、学習支援をより良くしていくための方策や職職連携のような学習支援の連携体制をはじめとする学習支援の望ましい在り方についてのご講演を受け議論します。また、アカデミック・リンク・センターが実施した、新たな「教育・学修支援の専門性に必要な能力項目・能力ルーブリック」開発に関連する調査結果についても報告を行います。

 残念ながらご来場いただけなかった皆様にも、当日の模様を動画配信によりご覧頂くことができます。ぜひご視聴ください(ご利用のブラウザによっては、プラグインのダウンロードが必要です)。

シンポジウムの詳細

当日配布資料

学習支援の意義と組織体制/中井 俊樹 氏(愛媛大学教育・学生支援機構 教授)

学習支援活動の現状と課題/清水 栄子 氏(追手門学院大学共通教育機構 准教授)

新たな時代の高等教育における『教育・学修支援の専門性に必要な能力項目・能力ルーブリック』開発に関する報告/我妻 鉄也(千葉大学アカデミック・リンク・センター 特任助教)

アンケート結果

シンポジウム動画【前編・講演パート】

シンポジウム動画【後編・パネルディスカッションパート】

ブックレット

ALPSプログラムでは、ALPSシンポジウムの内容を、ALPSブックレットとして刊行しています。