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授業資料ナビゲータ(PathFinder) 教養展開科目:キャリアを育てる
2023年度 授業コード:G15K261001
博物館展示論
集中 渡辺 友美先生

キーワード: 学芸員資格 展示 空間 情報メディア キュレーター コミュニケーション プランナー デザイナー プロデューサー

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業開始から1年間は本館N棟2階授業資料ナビコーナーに配架します。
Web  授業のテーマに関連したデータベースやサイトです。

日本展示学会   【http://www.tenjigaku.com/
→ 博物館、博覧会、展示会、商業施設、サイン、街づくりなど様々な展示を対象とした、国内唯一の学会。学会誌、研究集会等の展示研究に関する最新情報も掲載されている。
全日本博物館学会   【https://museology.jp/
→ 博物館に関する総合的な学会。博物館展示に関する最新情報もわかる。
インターネットミュージアム   【https://www.museum.or.jp/
→ 博物館・美術館・イベントの総合情報サイト。学芸員の募集情報も出ている。
saveMLAK   【https://savemlak.jp/
→ 博物館・美術館 (M) 、図書館 (L) 、文書館 (A) 、公民館 (K) の被災・救援情報サイト。被災した博物館やボランティア等の募集情報が掲載されている。博物館の再建には時間がかかるので、受講後も時々覗いてください。
Google Arts & Culture   【https://artsandculture.google.com/
→ 世界の主要な博物館・美術館の作品を閲覧できるサイト。人マークの美術館ビュー(Museum View)の表示が出る美術館は、ストリートビューの手法で展示室を擬似体験できる。
国立科学博物館 常設展示サイト   【https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/permanent/index.html
→ 常設展示の展示解説をほぼ全て、ネットで読むことができる。博物館に行って、ICカードを借りて常設展示を実際に体験し、その後このページを閲覧すると意図がよくわかる。

図書  本には、テーマに関する内容がまとめられています。授業のテーマをつかむにはまずはここから始めましょう。



博物館・展示全般  

展示論 : 博物館の展示をつくる / 日本展示学会編 雄山閣 2010
→ 博物館展示論の教科書に指定してある本。
★【本館L棟2階A 069.5/TEN】
美術館・博物館の展示 : 理論から実践まで / デビッド・ディーン著 ; 山地秀俊, 山地有喜子訳 丸善 2004
→ 著者は学内の博物館の運営にも関わっているテキサス大学の先生。展示の実践的教科書。「第七章 ストーリーラインとテキストの展開」を読むと、展示が空間のコミュニケーションメディアであることが良くわかる。Museumを美術館と訳しているが、「博物館」あるいは「博物館・美術館」と読み替えた方が良いかもしれない。
★【本館L棟2階A 069.5/BIJ】
博物館をみせる : 人々のための展示プランニング / K.マックリーン著 ; 井島真知, 芦谷美奈子訳 玉川大学出版部 2003
→ 著者はサンフランシスコの有名な科学館エクスプロラトリアム(Exploratorium)の展示部長や、展示企画会社などをやっていた人。展示が空間のコミュニケーション・メディアであることを明解に押さえた内容。従来のアメリカ流の学芸員を頂点とした組織ではなく、展示プランナーやデザイナー、教育普及担当者の専門性も生かしたチームで展示を開発していこうという「チームアプローチ」の記述が特徴。
★【本館L棟2階A 069.5/HAK】
拒絶された原爆展 : 歴史のなかの「エノラ・ゲイ」 / マーティン・ハーウィット [著] ; 山岡清二監訳 ; 渡会和子, 原純夫訳 みすず書房 1997
→ 原題はAN EXHIBIT DENIED。広島に原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」を中心とする原爆展の計画は、アメリカ国内の激しい反対によって中止に追い込まれた。著者はこの展覧会を推進し、辞任したスミソニアン航空宇宙博物館の元館長。博物館の展示は社会的なものであるため、こうした事は日本でも起きる。展示シナリオ(本書ではスクリプト)も掲載されているので、目を通すこと。展示が空間のコミュニケーションメディアであることも良く理解できる。
★【本館K棟3階A 210.75/H34】
博物館建築 : 博物館・美術館・資料館の空間計画 / 半澤重信著 鹿島出版会 1991
→ 著者は文化庁文化財保護部などで、博物館や資料館の建築の指導に関わって来た建築家。展示の中身についての記述は無いが、第4章4-1-(2)、第5章、第6章を読み、展示を入れる箱である建物がどうなっているのか理解してほしい。
★【本館L棟3階A 526.7/HAK】
年鑑日本の空間デザイン : ディスプレイ・サイン・商環境 / 年鑑日本の空間デザイン刊行委員会編集部会編集 六耀社 2020
→ 日本の空間デザインの最前線を紹介する書籍。前年のコンペティションで選ばれた入賞・入選作品で構成されており、写真が中心。毎年出ている。
【本館L棟3階大型A 673.38/NEN】


館種別  歴史民俗系博物館、美術館、自然科学系博物館、動物園・水族館・植物園

歴史展示とは何か : 歴史系博物館の現在 (いま)・未来 (これから) / 国立歴史民俗博物館編 ; 久留島浩 [ほか] 著 アム・プロモーション 2003 歴博フォーラム
→ シンポジウムを元にした本。報告 三「現代生活を展示する」あたりから読み始めると取り付きやすい。展示は、空間のコミュニケーション・メディアであることが理解できるだろう。
★【本館L棟2階A 069.5/REK】
民俗世界と博物館 : 展示・学習・研究のために / 日本民俗学会編 雄山閣出版 1998
→ 歴史民俗系博物館の展示を考える上で参考になる。
★【本館K棟3階A 380/MIN】
美術館商売 : 美術なんて…と思う前に / 安村敏信著 勉誠出版 2004 智慧の海叢書:3
→ 板橋区立美術館学芸員・元館長による実践を踏まえた美術館案内。「第二章 ゆっくり見てね。」では歴史博物館とはちょっと違った、美術館の展示企画について理解を深められる。
★【本館L棟4階A 706.9/BIJ】
現代美術キュレーター・ハンドブック / 難波祐子著 青弓社 2015
→ 美術館の展示計画の進め方が良くわかる。博物館の展示の参考にもなる。
★【本館L棟4階A 706.9/GEN】
The curator's handbook : 美術館、ギャラリー、インディペンデント・スペースでの展覧会のつくり方 / エイドリアン・ジョージ著 ; 河野晴子訳 フィルムアート社 2015
→ これも美術館の展示計画の進め方が良くわかる。博物館の展示の参考にもなる。
★【本館L棟4階A 706.9/CUR】
科学博物館からの発想 : 学ぶ楽しさと見る喜び / 佐貫亦男著 講談社 1982 ブルーバックス:B-515
→ 自然科学系博物館の展示を考える上で参考になる。
★【本館L棟3階A 406/SA6】
動物園にできること : 「種の方舟」のゆくえ / 川端裕人著 文藝春秋 2006 文春文庫:[か-28-3]
→ 動物園の様々な展示方法や、特有の問題への理解が深まる。動物園、水族館、植物園にも「展示」の手法を見るつもりで行ってみよう。
★【L棟1階小型 480.76/DOU】


災害と博物館  

被災地の博物館に聞く : 東日本大震災と歴史・文化資料 / 国立歴史民俗博物館編 吉川弘文館 2012
→ 東日本大震災では博物館やその展示も大きな被害を受けた。 この本は、国立歴史民俗博物館で開催された 特別集会「被災地の博物館に聞く」(2011年7月30日)に基づくもの。当日の報告は同博物館の下記サイトでも閲覧可能。
https://www.rekihaku.ac.jp/others/news/effort/assembly/index.html
★【本館L棟2階A 069.4/HIS】

参考図書(辞書・事典等)  初めてのテーマは、百科事典や主題別の事典などでおおよその内容をつかみましょう。

展示学事典 / 日本展示学会編 丸善出版 2019
【本館K棟2階参考 069.5/TEN】
博物館学事典 / 全日本博物館学会編 雄山閣 2011
【本館K棟2階参考 069.033/HAK】


授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (https://alc.chiba-u.jp/entry/pf_class.html)
作成:千葉大学附属図書館