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教養展開科目:キャリアを育てる |
2023年度 授業コード:G15K231001 |
博物館経営論
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集中 鈴木 一彦先生 |
キーワード: 学芸員 キュレーター 資格 博物館 ミュージアム 教育 社会 生涯学習 地域 経営 非営利 マネジメント マーケティング 寄付 ファンドレイジング 使命 ミッション 評価
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←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業開始から1年間は本館N棟2階授業資料ナビコーナーに配架します。
■基本資料
- ミュージアム・マネージメント学事典 / 日本ミュージアム・マネージメント学会事典編集委員会編集 学文社 2015
- → 用語解説のみでなく、基礎項目別に章立てされて解説されており、博物館経営の全体像が理解できるようにまとめられている。現在、日本で最も詳細で、進んだ内容の博物館経営のテキストである。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 069.3/MYU】
■経営学入門
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海著 ダイヤモンド社 2009
- → ピーター・F・ドラッカーの経営学書を題材としたライトノベルで、ユニークなドラッカー解説書、あるいは異色の青春小説として大ヒットとなり、アニメ化・映画化もされている。略して「もしドラ」。弱小の高校野球チームをドラッカーの理論でマネジメントし、甲子園を目指そうとする女子マネージャーが主人公。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 913.6/IWA】
- スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか? / ジョン・ムーア著 ; 花塚恵訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 673.98/SUT】
- シェアする美術 : 森美術館のSNSマーケティング戦略 / 洞田貫晋一朗著 翔泳社 2019
- 【_ 電子版あり https://opac.ll.chiba-u.jp/opac/opac_link/bibid/EB00689631 _】
■博物館経営者による本
- 教養として知っておきたい博物館の世界 / 栗原祐司著 誠文堂新光社 2021
- → 著者は文科省出身で京都国立博物館副館長。運営側から博物館を解説するほか、「博物館博士」として全国の博物館を訪れ、見るべきオススメ館を紹介。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 069/KYO】
- 「旭山動物園」革命 : 夢を実現した復活プロジェクト / 小菅正夫 [著] 角川書店 2006 角川oneテーマ21:A-46
- → 同園の園長(当時)による。かつて閉園の危機にまで追い込まれながら、どのような工夫で現在のような人気を得るようになったかが分かる。「動物の側に立って考える」という基本姿勢を崩さず、動物が生き生きとできる環境を整える。また、ワンポイントガイドや手書きポップなど、手作りの活動で飼育係しか知らない動物の魅力を伝える。同園は、経営学上も注目されている。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 480.76/ASA】
- 超・美術館革命 : 金沢21世紀美術館の挑戦 / 蓑豊 [著] 角川書店 角川oneテーマ21:A-66
- → 同館の館長を務めた著者による。長年アメリカで培ったノウハウをもとに、市民に支持される美術館を目指して、商店街や学校との連携などで大きな成果を上げる。地方の美術館に年間130万人が訪れるという記録を立てる。ファンドレイジングやボランティア活動など、アメリカの美術館の様子を知ることもできる。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 706.9/CHO】
■経営理論と会計
- 非営利組織の経営 / P.F.ドラッカー著 ; 上田惇生訳 ダイヤモンド社 2007 ドラッカー名著集 = P.F. Drucker eternal collection:4
- → 経営学の大家であるドラッカーが非営利組織経営についてまとめた書。人と社会を変える存在である非営利組織にとってこそ「ミッション」が重要であることを明確にし、そこからリーダーシップやイノベーション、マーケティング論へと移っていく。
- ★【本館K棟3階A 335.8/HIE】
- 経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 / 久保憂希也 [著] ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010 ディスカヴァー携書:052
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 336.9/KEI】
- ブランド戦略シナリオ : コンテクスト・ブランディング / 阿久津聡, 石田茂著 ダイヤモンド社 2002
- → とらえどころのない印象のある「ブランド」を、企業と顧客の側のフィロソフィーや欲求などを整理し、それらを取り巻く文脈(コンテクスト)の中で可視化しながら解説する。実際の商品開発におけるブランド戦略も事例として挙げている。
- ★【本館L棟3階A 675/BUR】
- ストーリーで伝えるブランド : シグネチャーストーリーが人々を惹きつける / デービッド・アーカー著 ; 阿久津聡訳 ダイヤモンド社 2019
- → ブランド戦略においては「ストーリー」が重要であり、事実(ファクト)を示すよりも何倍も効果的に注目を集め、受け手の感情を高揚させて強い印象を残すことができるという。テスラやトヨタ自動車、アマゾン・ドットコムなどの事例を挙げる。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 675/SUT】
■これからの博物館と地域
- ミュージアムが都市を再生する : 経営と評価の実践 / 上山信一, 稲葉郁子著 日本経済新聞社 2003
- → 官界出身の経営コンサルタントと文化政策・美術館学の専門家による共著。博物館行政のあり方や経営発想の転換について、海外の事例などから考察する。文化施設などにより都市を再生・活性化しようとする「創造都市(クリエイティブシティ)論」をベースとしている。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 709.1/MYU】
- 公立博物館をNPOに任せたら : 市民・自治体・地域の連携 / 金山喜昭著 同成社 2012
- → 野田市郷土博物館での学芸員としての経験をもとに、指定管理者制度下においてNPOが博物館運営を行う可能性について論じる。市民のための施設を市民によって運営していこうとする活動は、現在最も注目されるテーマの一つ。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 069.3/KOU】
- 地域を変えるミュージアム : 未来を育む場のデザイン / 玉村雅敏編著 英治出版 2013
- → 編者は公共経営やソーシャルマーケティングなどを専門とする慶應義塾大学総合政策学部准教授。「人とつながり、アイデアがひらめき、まちがもっと元気に、クリエイティブになる」ための場となっている各地の革新的なミュージアムを紹介する。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 069.021/CHI】
- 縮充する日本 : 「参加」が創り出す人口減少社会の希望 / 山崎亮著 PHP研究所 2016 PHP新書:1072
- → 著者は、これからの日本社会においては、人口や税収が縮小しながらも、地域の営みや住民の生活が充実したものになっていくしくみを編み出す必要があるという。そしてそのカギは、市民の「参加」であると論じる。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 318.8/SHU】
■海外の博物館の体験記
- はみだし学芸員のNY留学 : 美術館からの脱出 / 藤森一好著 ぺりかん社 2002
- → 元美術館学芸員の著者が、美術館などの経営実務プログラムで学んだ経験を語る留学エッセイ。日本とアメリカの美術館・博物館運営方法の違いが分かる。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 706.9/HAM】
- キュレイターからの手紙 : アメリカ・ミュージアム事情 / 三木美裕著 アム・プロモーション 2004 UM books = アム・ブックス
- → ボストン・チルドレンズ・ミュージアム、シアトル美術館、全米日系人博物館(LA)でエデュケーターとして活躍した著者によるエッセイ。著者は近年、九州国立博物館学芸部企画課長を務め、現在はアメリカ在住、フリーランスでミュージアム関係の仕事に携わっている。
- ★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 069.0253/KYU】
授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (https://alc.chiba-u.jp/entry/pf_class.html)
作成:千葉大学附属図書館
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