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授業資料ナビゲータ(PathFinder) 国際教養学部
2021年度 授業コード:Z11100101_3
国際教養学入門3/3
水2 小澤 弘明先生・他先生

キーワード: 移民 資源・エネルギー 環境 科学技術競争 日本人論 グローバリゼーション 多様性 プレゼンテーション

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業開始から1年間は本館N棟2階授業資料ナビコーナーに配架します。

第6回:国際社会の複合性2(つづき)  制度、慣習の多様性を理解する

ヨーロッパとイスラーム : 共生は可能か / 内藤正典著 岩波書店 2004 岩波新書:新赤版 905
→ ヨーロッパにおけるムスリム(イスラーム教徒)の位置付けを、ドイツ、オランダ、フランスの各国事情から描き出し、キリスト教徒がムスリムを排除する構造を明らかにする。
★【本館L棟1階小型 316.827/YOU】
イスラームとは何か : その宗教・社会・文化 / 小杉泰著 講談社 1994 講談社現代新書:1210
→ イスラームの基本的な教義や信仰実践を紹介すると共に、やや専門的な中東の歴史やイスラームと政治の関係性まで幅広く取り上げる概説書。
★【本館L棟1階小型 167/ISU】
世俗化後のグローバル宗教事情 / 藤原聖子責任編集 岩波書店 2018 いま宗教に向きあう:3 ; 世界編1
★【本館L棟2階A 162/IMA】


第7回:国際社会と日本  日本発の技術・文化と課題解決の方法を検討する

タテ社会の人間関係 / 中根千枝著 講談社 1967 講談社現代新書:105
→ 社会人類学的立場から、日本の社会現象を材料として日本社会を分析し、他の社会との比較のなかでどのように位置づけられるかを考察した書。
★【本館L棟1階小型 361.4/TAT】
菊と刀 : 日本文化の型 / ルース・ベネディクト [著] ; 長谷川松治訳 講談社 2005 講談社学術文庫:[1708]
★【本館L棟1階小型 382.1/KIK】
日本人はなぜ存在するか / 與那覇潤著 集英社インターナショナル. - 東京 2013 知のトレッキング叢書
→ 「日本人」、「日本民族」、「日本史」という私たちが当然と思っている領域を、哲学、心理学、社会学、比較文学などの様々な学際的な領域から議論した良書。某大学の教養教育の講義がもとになっており「日本人論」をクリティカルに概説している。
★【本館K棟3階 361.42/NIH】
日本人論の危険なあやまち : 文化ステレオタイプの誘惑と罠 / 高野陽太郎 [著] ディスカヴァー・トゥエンティワン 2019
→ 「欧米人は個人主義」で「日本人は集団主義」。これは本当でしょうか。心理学の視点から検証します。
【発注中】
「日本人」という、うそ : 武士道精神は日本を復活させるか / 山岸俊男著 筑摩書房 2015
【発注中】
クール・ジャパン!? : 外国人が見たニッポン / 鴻上尚史著 講談社 2015 講談社現代新書:2309
→ NHKのBS放送『cool japan』の番組を担当した著者が、日本に滞在している外国人が日本の日常をクール!」か「クール?」で議論した内容をまとめたもの。学術書ではなく、「外国人」vs.「日本人(は必ず画一的な見方をする)」という構図のもとに、日本の日常がどのように異なって見えうるか紹介している。
★【本館L棟1階小型 162.1/NIH】
「日本的なもの」とは何か : ジャポニスムからクール・ジャパンへ / 柴崎信三著 筑摩書房 2015 筑摩選書:0118
→ 「日本的なもの」と日本と世界が捉えるものはどのような歴史的変容を経て、日本の表象として認知されるようになったのかを19世紀末の浮世絵から、昨今の建築、絵画、アニメーション、ファッションまで網羅して概説した本。
★【本館L棟3階A 361.5/NIH】
クール・ジャパンはなぜ嫌われるのか : 「熱狂」と「冷笑」を超えて / 三原龍太郎著 中央公論新社 2014 中公新書ラクレ:491
→ 官僚として政策の最前線に立ち、現在も研究を続ける著者が[文化][社会][歴史][政策][海外の実態]からクール・ジャパンの検証を試みた書
★【本館L棟1階小型 361.5/KUR】
トランスナショナル・ジャパン : ポピュラー文化がアジアをひらく / 岩渕功一著 岩波書店 2016 岩波現代文庫:学術 ; 354
★【本館L棟1階小型 361.5/TOR】
クリティカル日本学 : 協働学習を通して「日本」のステレオタイプを学びほぐす / ガイタニディス・ヤニス, 小林聡子, 吉野文編著 明石書店 2020
★【本館N棟3階ブックツリー教員著書寄贈 361.42/KUR】
鉄道が変えた社寺参詣 : 初詣は鉄道とともに生まれ育った / 平山昇著 交通新聞社 2012
【発注中】
クールジャパンとは何か? / 太田伸之 [著] ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014 ディスカヴァー携書:127
→ 「クールジャパン」を、官民ファンドから促進する立場から書かれた本。日本文化売り込みは過去になぜ失敗してきたのか、どのように、どの市場を通して海外に日本文化を売り込めるかについて著者の経験をもとに紹介されている。
★【本館L棟1階小型 601.1/KUR】


初回ガイダンスと追加オンデマンド授業:国際教養学の発展  課題解決に必要な学問領域の多様性と発展方向を理解する

理科系の作文技術 / 木下是雄著 中央公論社 1981 中公新書:624
→ 論理的・学術的な文章を書くための技術を解説した金字塔的な書物。「理科系の」とあるが、文系の人間にとっても非常に有益である。
★【本館N棟2階ブックツリーライティング 407/RIK】
論文捏造 / 村松秀著 中央公論新社 2006 中公新書ラクレ:226
→ ベル研究所で注目を浴びる研究者だったヘンドリック・シェーンが行った論文捏造事件(2002年に発覚)を追った一冊。STAP細胞論文問題と比較して読むととても興味深い。
★【本館L棟1階小型 407/RON】
捏造の科学者 : STAP細胞事件 / 須田桃子著 文藝春秋 2014
→ STAP細胞の「発見」から論文撤回までの事件を丁寧な取材と綿密な描写で明らかにしている。論文捏造の構造がよく理解できる。ジャーナリストの仕事ぶりに感心させられる。
★【本館L棟3階A 407/NET】


授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (https://alc.chiba-u.jp/pathfinder/)
作成:千葉大学附属図書館