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授業資料ナビゲータ(PathFinder) 国際教養学部
2021年度 授業コード:Z11100101_2
国際教養学入門2/3
水2 小澤 弘明先生・他先生

キーワード: 移民 資源・エネルギー 環境 科学技術競争 日本人論 グローバリゼーション 多様性 プレゼンテーション

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業開始から1年間は本館N棟2階授業資料ナビコーナーに配架します。

第4回:国際的課題へのアプローチ3  地域社会から国際的課題を発見する

千葉の内なる国際化 : 地域と教育の現場から / 石戸光著 ; 千葉大学房総研究会編 千葉日報社 2009 千葉学ブックレット : 県土と県民の豊かな未来に向けて:千葉の政治経済 ; 1
→ 他の都道府県に比べて多文化共生施策の立ち遅れた千葉県であっても、地域や教育現場をつぶさに観察すれば「内なる国際化」の芽が見つかる。そうした事例を紹介した入門書。
★【本館L棟2階A 081.2/CHI】
外国人労働者受け入れを問う / 宮島喬, 鈴木江理子著 新版 岩波書店 2019 岩波ブックレット:No. 1010
→ 日本の外国人労働者受け入れは、表玄関(フロント・ドア)からの正式な受け入れではなく、脇のくぐり戸(サイド・ドア)からの特例的な受け入れの積み重ねである。こうした構造が生む問題点を、近年の動向に絞って紹介する入門書。
★【本館K棟3階A 304/I95-G】
日本のモスク : 滞日ムスリムの社会的活動 / 店田廣文著 山川出版社 2015 イスラームを知る:14
→ 日本国内に住むムスリム(イスラーム教徒)の日常生活やモスクを中心とする宗教活動、受入側である日本社会が抱える課題などについて紹介する。
★【本館L棟2階 本館L棟1階小型】
難民からまなぶ世界と日本 / 山村淳平著 解放出版社 2015
→ 内科医である著者が、診療や支援活動を通して日本社会に滞在する難民とよばれる人々と出会い支援のあり方について考えるなかで、日本と世界との関係や国際社会の権力構造、排除の論理等について分析し、考察した書。
★【本館K棟3階 369.38/NAN】
移民から教育を考える : 子どもたちをとりまくグローバル時代の課題 / 額賀美紗子, 芝野淳一, 三浦綾希子編 ナカニシヤ出版 2019
→ 日本における移民の子どもたちとその教育を網羅的かつ体系的に扱った本格的なテキストブックです。
★【本館N棟3階西側ブックツリー留学】
在日外国人 : 法の壁, 心の溝 / 田中宏著 第3版 岩波書店 2013 岩波新書:新赤版 1429
→ 在日外国人をめぐる状況について、法的地位や制度の変更を中心に論じている。戦後の出入国管理制度の歴史的変遷を紹介しており、この研究分野の必読文献である。1963年の千葉大学を舞台とした留学生の地位をめぐる事件も取り上げており他人事ではない。 
★【本館N棟2階ブックツリー岩波新書 080/1429】
グローバリゼーション / マンフレッド・B・スティーガー [著] ; 櫻井公人, 櫻井純理, 高嶋正晴訳 新版 岩波書店 2010 1冊でわかる
→ グローバリゼーションという流れを歴史、経済、政治、文化、エコロジーといった次元から分析し、今後のあるべき姿を論じる。
★【本館L棟3階A 319/GUR】
グローバル経済史入門 / 杉山伸也著 岩波書店 2014 岩波新書:新赤版 1512
→ 経済に関わる活動の歴史という視点から、アジアとヨーロッパの歴史を概観するとともに、資本主義と社会主義の対立という二十世紀的な問題を解説している。
★【本館N棟2階ブックツリー岩波新書 080/1512】


第5回:国際社会の複合性1  文化、宗教、言語の多様性を理解する

「文化」を捉え直す : カルチュラル・セキュリティの発想 / 渡辺靖著 岩波書店 2015 岩波新書:新赤版 1573
→ 文化を、狭い意味で捉えるのではなく、グローバリゼーションの時代における個々の文化のあり方や、国家の政策と文化の関係を考察する。
★【本館N棟2階ブックツリー岩波文庫 080/1573】
異文化理解 / 青木保著 岩波書店 2001 岩波新書:新赤版 740
→ 「文化の違い」とは一体どういうことかを多くの具体例を紹介しつつ、考察した書。著者の実体験に基づく例が多く、とくにタイ文化を理解するために自ら僧侶になった体験談は非常に興味深い。
★【本館L棟1階小型 361.6/IBU】
英語でよむ万葉集 / リービ英雄著 岩波書店 2004 岩波新書:新赤版 920
→ 日本独自の、しかも時間的に遠く離れた文化的遺産を、外国人の視点から他言語を通して現代に蘇らせることの意義を、具体的に示す。
★【本館N棟2階ブックツリー岩波文庫 911.12/EIG】
言語世界地図 / 町田健著 新潮社 2008 新潮新書:266
★【本館L棟1階小型 801.8/GEN】
国際共通語としての英語 / 鳥飼玖美子著 講談社 2011 講談社現代新書:2104
★【本館L棟1階小型 830/KOK】
ことばと国家 / 田中克彦著 岩波書店 1981 岩波新書:黄-175
→ 母語は個人のものでありながら、同時にその言語が置かれた社会状況に規定される。国家語の成立、および、それと表裏一体の関係にある「方言」(や「雑種言語」)の差別について論じている。
★【本館L棟1階小型801/KOT】
村上春樹は、むずかしい / 加藤典洋著 岩波書店 2015 岩波新書:新赤版 1575
★【本館N棟2階ブックツリー岩波新書 080/1575】
ことばと思考 / 今井むつみ著 岩波書店 2010 岩波新書:新赤版 1278
★【本館N棟2階ブックツリー岩波新書 080/1278】


第6回:国際社会の複合性2   制度、慣習の多様性を理解する

比較政治制度論 / 建林正彦, 曽我謙悟, 待鳥聡史著 有斐閣 2008 有斐閣アルマ:Specialized
→ 政治的安定や腐敗などの政治的帰結また経済成長や財政赤字などの経済的帰結が国によって違うことを政治制度の違いに求めて説明する諸議論を紹介する書。
★【本館K棟3階A 313/HIK】
女性差別はどう作られてきたか / 中村敏子著 集英社 2021
→ 女性を不当に差別する社会は生まれてしまったのか。政治思想氏の視点から、「家父長制」という概念を使って考えます。
【発注中】
「歴史認識」とは何か : 対立の構図を超えて / 大沼保昭著 中央公論新社 2015 中公新書:2332
→ 東京裁判、戦争責任、慰安婦問題、植民地などをテーマに、日本の「歴史認識」の問題点と諸外国の反応・対応について論じる。
★【本館N棟2階ブックツリー中公新書 080/2332】
「中東」の考え方 / 酒井啓子著 講談社 2010 講談社現代新書:2053
→ 現代の世界情勢を理解する上で不可欠な「中東」の問題を、「石油」、「パレスチナ問題」、「イスラーム主義」などの観点から概観している。
★【本館L棟1階小型 319.28/CHU】
世界史序説 : アジア史から一望する / 岡本隆司著 筑摩書房 2018 ちくま新書:1342
★【本館N棟2階ブックツリーちくま新書 080/1342】
限界の現代史 : イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序 / 内藤正典著 集英社 2018
【発注中】
日本人はなぜ無宗教なのか / 阿満利麿著 筑摩書房 1996 ちくま新書:085
→ 日本における「無宗教」は、「無神論」とは異なり、何らかの神仏を信じている状態を指す。「創唱宗教」(キリスト教や仏教のように特定の教祖によるもの)と「自然宗教」(特定の教祖によらず、先祖に受け継がれてきたもの)という区分を用いて、その仕組みを説明する。
★【本館L棟1階小型 162.1/NIH】
聖書の読み方 / 大貫隆著 岩波書店 2010 岩波新書:新赤版 1233
★【本館N棟2階ブックツリー岩波新書 080/1233】
聖地巡礼 : 世界遺産からアニメの舞台まで / 岡本亮輔著 中央公論新社 2015 中公新書:2306
→ 近年では宗教施設や儀式が観光の対象とされたり、あらゆる地域創生の政策の一環として「宗教的」資源が活用されることも多い。本書は、有名な世界遺産から身近な「メディア現象」(パワースポットブーム等)まで、宗教と観光の関係について複眼的に検討している。
★【本館N棟2階ブックツリー中公新書 080/2306】


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作成:千葉大学附属図書館