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授業資料ナビゲータ(PathFinder) 教養展開科目(国際コア)
平成28年度(2016) 授業コード:G15N84301
健康と医療の日本文化(JS)
月3 GAITANIDIS IOANNIS先生

キーワード: 日本文化についての発表 プレゼンテーションスキル

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業期間中は本館N棟2階授業資料ナビコーナーにあります。
図書  本には、テーマに関する内容がまとめられています。授業のテーマをつかむにはまずはここから始めましょう。

The weariness of the self : diagnosing the history of depression in the contemporary age / Alain Ehrenberg McGill-Queen's University Press c2010
→ 著者は「うつ病」の社会的な歴史をグローバルな視点から分析し、「うつ病」は製薬会社が作った病気ではなく、自主性を強調してきた社会から発生した病気であると議論する。
【本館L棟3階A 493.7/WEA】
Madness in civilization : the cultural history of insanity, from the Bible to Freud, from the madhouse to modern medicine / Andrew Scull Thames & Hudson 2015
→ あらゆる文化でみられる「狂気」に対する考え・対策を歴史的視点から語る本である。医学・宗教・文化に興味がある人にとっての必読書だ。
★【本館L棟3階A 493.7/MAD】
Environment and society in the Japanese islands : from prehistory to the present / edited by Bruce L. Batten and Philip C. Brown Oregon State University Press c2015
→ 日本の歴史の中で、人間と自然の関係がどのように発展したかを語る論集。日本の環境歴史学における初の英書。
★【本館K棟3階A 362.1/ENV】
Depression in Japan : psychiatric cures for a society in distress / Junko Kitanaka Princeton University Press c2012
→ 日本の医療人類学に興味を持つ学生はこの本を読み逃しちゃだめ!「現代病」の中でもっともわれわれの耳によく入る「うつ病」という言葉は歴史・文化・そして生物医学によってどのように構成・変更されてきたかということを理解するには北中先生の本を読もう。
★【本館K棟1階集密A 493.7/DEP】
Toxic archipelago : a history of industrial disease in Japan / Brett L. Walker ; foreword by William Cronon University of Washington Press c2010 Weyerhaeuser environmental books
→ 日本における公害病は歴史が長い。そして、それによって苦しんだ人々の経験が国家、また日本の経済成長と密接に結びついている。フクシマの位置を日本の歴史の中で改めて確認したい学生にお奨めの本。
★【本館K棟1階集密A 498.48/TOX】
Embodying culture : pregnancy in Japan and Israel / Tsipy Ivry Rutgers University Press c2010 Studies in medical anthropology
→ 妊婦の生活が国によって違うということは当たり前であろう。日本とイスラエルを比較的に扱うこの本では妊婦が妊娠についてどのように考えているか、そしてそれぞれの国の産婦人科がどんな言葉で妊婦のことを語っているのかなどを医療人類学の目線から分析し、新しい気づきを提供してくれる著書である。
★【本館K棟3階A 385.2/EMB】
医療人類学入門 / 波平恵美子著 朝日新聞社 1994 朝日選書:491
→ 本科目の理論的な視点を紹介する一冊。
★【本館L棟3階A 490.4/IRY】
Culture, health, and illness / Cecil G. Helman 5th ed CRC Press, Taylor & Francis Group c2007
→ 健康と病いをめぐる文化というテーマを扱っている教科書としてもっとも有名で、世界中使われている本である。
★【本館K棟1階集密A 498/CUL】


ジャパニーズスタディーズ共通資料  「ジャパニーズ・スタディーズ」は「日本」という事例を通して、「世界」を学ぶ、また「世界」を通して「日本」を学ぶという目的を持った科目である。以下は国際教育センターがジャパニーズ・スタディーズを履修する皆さんに薦める本のリストです。 The aim of courses categorized under the rubric "Japanese Studies" is to teach about the world, using Japan as a case-study, and vice-versa. The following list of recommended readings was compiled by the Center for International Research and Education for students who plan to attend Japanese Studies courses.

A modern history of Japan : from Tokugawa times to the present / Andrew Gordon 3rd ed Oxford University Press c2014
→ ジャパニーズスタディーズの科目の目的にふさわしい歴史の本である。それは1)現代日本の文化・社会を理解するにはこの400年ぐらいに起きた出来事を理解することが大前提であること、2)ゴールドンは現代化によって生じた変化は他の国と同様に、日本にもみられるというスタンスを守っていることにある。Already in its third edition, Gordon's monograph has become a classic textbook used in many universities around the world. The book offers also the advantage of holding the argument that the changes brought upon Japan by the process of modernization are not that different from those which have occurred in other countries.
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 210.6/MOD】
Critical issues in contemporary Japan / edited by Jeff Kingston Routledge 2014
→ 現代日本が抱えている問題とは何か、そしてそれを学術的にどのように説明できるかというテーマは本科目群の最も重要な目的である。この本では次の社会問題が解説されている:高齢化社会、雇用制度の変動、性差別、移民制度、市民社会、農村社会、3.11以降の日本、国際化、日中関係、など。How are we to understand and analyze from an academic perspective the issues that contemporary Japan is facing today? This book focuses on several topics such as the rapidly aging society, the changing employment system, gender discrimination, immigration, civil society, rural Japan, post-3.11 Japan, internationalization, Sino-Japanese relations, etc.
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 302.1/CRI】
Japan since 1945 : from postwar to post-bubble / edited by Christopher Gerteis and Timothy S. George Bloomsbury 2013
→ 戦後日本の歴史を新しい視点からみたいなら、この本を読むべきであろう。戦後日本に起きた社会・文化・政治的な変化がこの本では新しく解説されている:「故郷」のイメージの変動、第二次世界大戦の遺物・レガシー、日本の後期資本主義的国策、「外国」と「日本」の理想的なイメージとその現代歴史的な影響。This book looks at the social, cultural and political changes that have occurred in Japan in the last 60 years, by providing case-studies from frequently discussed topics such as the changing image of "furusato", the legacies of WWII, the late capitalist policies of Japan, and the historical impact of postwar imaginations of "Japan" and "the foreign."
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 210.76/JAP】
日本を再発明する : 時間、空間、ネーション / テッサ・モーリス=スズキ著 ; 伊藤茂訳 以文社 2014
→ 「日本とは何か」という質問に答えるよりも、「日本人が日本をどのように定義してきたのか」という課題について考えたほうが流動的である現代世界に如何に有意義であろうか。日本学の古典ともいえるこの本は、次の概念に対しての日本人の考えを分析している:「国家」、「日本」、「自然」、「文化」、「人種」、「ジェンダー」、「文明」、「グローバル化」、「市民性」。
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 210.04/NIH】
Mirror of modernity : invented traditions of modern Japan / edited by Stephen Vlastos University of California Press c1998 Twentieth-century Japan : the emergence of a world power:9
→ 伝統は、それを「伝統」と呼ぶ人々によって構成されているものである。本書が「日本の独特のマネジメント」から「国技としての相撲」まで、いくつかの事例を通して、日本の伝統文化と呼ばれるものは現代化によって大きく作られたものであると議論する。Traditions are made by those who call them "traditions." This book employs a series of case-studies, from the so-called Japanese-style management to the national sport of sumo, to argue that much of what is today called Japanese traditional culture has been constructed during the process of modernization of the country.
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 302.1/MIR】
Social research methods / Alan Bryman 4th ed Oxford University Press c2012
→ 研究方法論の教科書として、世界中の大学で使われている有名な本である。国際教育センターの教員も、学生時代にこの本を使って研究方法を学んだこともある。Bryman's book is one of the most widely used textbooks for research methods. Even some of the staff at the Center for International Research and Education were taught through this book during their years as graduate students.
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ(前期分はL棟2階ブックハウス) 301.6/SOC】

Web  授業のテーマに関連したデータベースやサイトです。

Somatosphere: Science, Medicine and Anthropology   【http://somatosphere.net/
→ One of the best blogs about science, medicine and anthropology.
医療人類学入門   【http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/0-medanthin.html


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作成:千葉大学附属図書館