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授業資料ナビゲータ(PathFinder) 教養展開科目(コミュニケーション)
平成26年度(2014) 授業コード:G15X06101
文献との対話
月2 竹内比呂也先生、小野永貴先生、他先生

キーワード: 図書館 学術文献 情報リテラシー

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業期間中は本館N棟2階授業資料ナビコーナーにあります。

「読書」とはどのような営みなのか  学術コミュニケーションの中心は「読む」「読まれる」こと。でも「読むこと」とは何でしょうか?

読書の文化史 : テクスト・書物・読解 / R・シャルチエ著 ; 福井憲彦訳 新曜社 1992
→ テクストが「書籍」として流通し、「読書」という行為によって受容される――。この一連の営みにより社会の変革すらも生じさせることをコンパクトに示した論文集です。近代初期の書籍市場がどのように形成されていたのか、興味深い分析も。
★【本館L棟2階A 019/C486】
本を読む本 / M.J.アドラー, C.V.ドーレン [著] ; 外山滋比古, 槇未知子訳 講談社 1997 講談社学術文庫:[1299]
→ テクストを「正しく読む」ためには技術が必要です。この本を「正しく読んで」技術を自分のものにしましょう。
★【本館N棟3階ブックツリー東側小型 019/HON】


「知識」はどのように生産されるのか   私たちが向き合っていく「学術情報」は、誰が、どのように生み出しているのでしょうか?

知識の社会史 : 知と情報はいかにして商品化したか / ピーター・バーク著 ; 井山弘幸, 城戸淳訳 新曜社 2004
→ 知識は「生産者」だけでは成り立ちません。知識が受け手に届くまでにどのような過程を経るのか、そこにはどのような人々が関わり、「商品」に仕立てているのか、近代初期の社会を例に考えてみましょう。
★【本館L棟2階A 002/CHI】
学術情報流通とオープンアクセス / 倉田敬子著 勁草書房 2007
→ 学術情報の流通(学術コミュニケーション)がどのように行われ、それが電子メディアの出現によってどう変容したのか、「オープンアクセス」の動向もふまえつつ解説しています。
★【本館L棟3階A 548.95/GAK】
科学者とは何か / 村上陽一郎著 新潮社 1994 新潮選書
→ 科学者がどのように研究を行い、その成果である学術情報を発表しているのか、分かりやすく解説しています。
★【本館L棟3階A 404/KAG】
科学者という仕事 : 独創性はどのように生まれるか / 酒井邦嘉著 中央公論新社 2006 中公新書:1843
→ 科学研究では「独創性(オリジナリティ)」が重視されます。科学者の仕事(科学研究)が「誰かのマネ」ではいけない理由や「独創性」のある研究を成すために必要なことは何なのかについて、アインシュタインやキュリー夫人といった著名な科学者たちの遺した言葉から考えてみましょう。
★【本館N棟2階ブックツリー中公新書 080/1843】
引用する極意引用される極意 / 林紘一郎, 名和小太郎著 勁草書房 2009
→ 学術情報の質を評価する指標のひとつに、「引用された回数」があります。学術コミュニケーションの本質とも言われる「引用」とはどのような行為であるのか、なぜ「引用」が評価に結び付くのか、この本から考えてみましょう。
★【本館L棟4階A 816.5/INY】★【本館N棟2階ブックツリーライティング 816.5/INY】
よくわかる卒論の書き方 / 白井利明, 高橋一郎著 第2版 ミネルヴァ書房 2013 やわらかアカデミズム・「わかる」シリーズ
→ 卒業論文(レポート)を書くときに役立つ、1)読む(=批判的な文献の読み方)、2)書く(=事実と意見を分けて書く)、3)引用する、ことの意味や方法について、分かりやすく書かれています。
★【本館N棟2階ブックツリーライティング 816.5/YOK】
学術論文のための著作権Q&A : 著作権法に則った「論文作法」 / 宮田昇著 新訂2版 東海大学出版会 2008
→ どんな研究者であっても、他者の知識を一切参考にすることなく、ゼロから新たな知識を生み出すことはできません。よって、安全に論文を書くためには、他者の知的財産を適切に利用するための法的理解も不可欠です。
★【本館N棟3階ブックツリー東側小型 021.2/GAK】


「情報」をどのように探し出すか  情報を探す・読む・管理するには、どうしたらよいのでしょうか?

知的生産の技術 / 梅棹忠夫著 岩波書店 1969 岩波新書:青版 722
→ 知識をどのように獲得すればよいか、稀代の碩学がユニークなカード式情報管理術を駆使して伝授します。
★【本館L棟4階小型 002.7/CHI】★【本館N棟2階ブックツリーまなび 002.7/CHI】
情報検索のスキル : 未知の問題をどう解くか / 三輪眞木子著 中央公論新社 2003 中公新書:1714
→ 「情報をさがす」という能力は、GoogleやOPACを使いこなす能力などではありません。情報検索を「情報問題解決プロセス」として捉えなおし、そのしくみを解き明かします。
★【本館N棟2階ブックツリーまなび 007.58/JOH】
図書館に訊け! / 井上真琴著 筑摩書房 2004 ちくま新書:486
→ 「調べたいことが漠然としている」ときに、どうすれば欲しい情報を探しだせるのか(探索できるのか)、そのときに、図書館をどのように活用すればよいのか、その具体的な方法を分かりやすく解説しています。「大学図書館を使いこなしたい!」と思っている人におすすめです。
★【本館N棟2階ブックツリーまなび 015/TOS】
図書館のプロが伝える調査のツボ / 高田高史編著 柏書房 2009
→ 情報を探すプロである図書館員は、どのように情報を探しているのでしょうか。物語仕立てでお楽しみください。
★【本館N棟2階ブックツリーまなび 015.2/TOS】


「情報」とどのように向き合うか   情報を評価する力、情報リテラシーは、どうすれば身につけられるのでしょうか?

健康・医療の情報を読み解く : 健康情報学への招待 / 中山健夫著 丸善 2008 京大人気講義シリーズ
→ あふれる情報のなかから「信頼できる」情報を得るには、その「根拠」に目を向けて、ひとりひとりが適切な判断を下すことが重要です。ではその「根拠」は、どこからどのように得ればよいのでしょうか? 本書は、健康・医療情報に関してその読み解き方を分かりやすく説明しています。
★【本館L棟3階A 498/KEN】
法律学習マニュアル / 弥永真生著 第3版 有斐閣 2009
→ 情報をどのように集め、どのように読みこなし、どのように管理するのか、学問分野ごとに異なるところがあります。そのため、それぞれの分野に特化した参考書も多数出版されています。例えば法律学ならこの図書が代表格でしょう。「情報とどのように付き合うか」法学系学部での「学び」に即して、分かりやすく解説しています。
★【本館K棟3階A 320.7/HOU】


授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/)
作成:千葉大学附属図書館