印刷用

授業資料ナビゲータ(PathFinder) 文学部行動科学科
平成24年度(2012) 授業コード:L11954101
家族社会学a 
水3 米村千代先生

キーワード: 家族規範 歴史社会学 ライフコース

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業期間中は本館N棟2階授業資料ナビコーナーにあります。
Web  授業のテーマに関連したデータベースやサイトです。

ジャパンナレッジ 【学内限定】   【http://www.jkn21.com/
→ 事典・辞書等を一括検索できるデータベース。例えば「ライフコース」を全文検索すると、百科事典、『現代用語の基礎知識』、『日本の論点』の関連記事などを読むことができます。
社会学文献情報データベース 【フリー】   【http://www.gakkai.ne.jp/jss/db/index.html
→ 日本社会学会のデータベース。日本において発表された、あるいは、日本の研究者が発表した社会学関連の文献の書誌情報を収録。

図書  本には、テーマに関する内容がまとめられています。授業のテーマをつかむにはまずはここから始めましょう。

■ 全体に関わるもの・読みやすい教科書
社会学を問う : 規範・理論・実証の緊張関係 / 米村千代, 数土直紀編 勁草書房 2012 
→ 社会学という学問領域における複数の領域やアプローチについて、13人の論者が それぞれの専門から論じた論文集です。収録されている米村の論文では、家と家族概念についての概略をまとめています。
★【本館N棟2階ブックツリー授業資料ナビ 361/SHA】
家族の構造・機能・感情 : 家族史研究の新展開 / M・アンダーソン [著] ; 北本正章訳 海鳴社 1988 
→ 欧米における家族史研究の知見がわかりやすくまとめられています。
★【本館K棟3階A 367.3/KAZ】
21世紀家族へ / 落合恵美子著 第3版 有斐閣 2004 有斐閣選書:[1613] 
→ 近代家族論と人口学的の視点から、家族の戦後の変化を読みやすくまとめてあります。
★【本館K棟3階A 367.3/21S】
「家族」の社会学 / 井上俊[ほか]編集 岩波書店 1996 岩波講座現代社会学:19 
→ 複数の著者による「家族」に関する論集です。近代家族論に関する様々な議論も収録されています。
★【本館K棟3階A 361.08/I95】
迷走する家族 : 戦後家族モデルの形成と解体 / 山田昌弘著 有斐閣 2005 
→ リスクや格差という概念を用いながら、現在、そしてこれからの家族の問題をまとめています。
★【本館K棟3階A 367.3/MEI】
ライフコースとジェンダーで読む家族 / 岩上真珠著 改訂版 有斐閣 2007 有斐閣コンパクト 
→ ライフコースとジェンダーという二つの柱から、現代家族の特徴や問題点を簡明にまとめています。
★【本館K棟3階A 367.3/RAI】
よくわかる現代家族 / 神原文子, 杉井潤子, 竹田美知編著 ミネルヴァ書房 2009 やわらかアカデミズム・「わかる」シリーズ 
→ いろいろなテーマごとに、家族に関する動向や議論がコンパクトにまとめられています。関心があるテーマの箇所を選んで 読むことも可能です。
★【本館K棟3階A 361.63/YOK】
■ 家族理論・古典
社会構造 : 核家族の社会人類学 / G.P.マードック著 ; 内藤莞爾監訳 新版 新泉社 2001 
→ マードックによる核家族普遍説が述べられている本です。今日、批判的に取り上げられることの方が多い説ですが、この時 期にこの主張をしたことの意義はくみ取るべきでしょう。
★【本館K棟3階A 389/SHA】
文化人類学リーディングス : 文化・社会・行動 / 祖父江孝男訳編 誠信書房 1968 
→ 文化人類学の古典的な論文が集められています。第1章のレヴィストロースの論文には、交叉イトコ婚が取り上げられてい ます。
★【本館K棟3階A 389/BUN】
家族 : 核家族と子どもの社会化 / T. パーソンズ, R.F. ベールズ著 ; 橋爪貞雄 [ほか] 訳 黎明書房 2001 
→ マードックによる核家族普遍説の批判的に継承して、小家族論を展開している、家族社会学の古典です。批判的に取り上 げられることも多い本ですが、今日の性別分業型家族を考える上では、批判するにせよ肯定するにせよ押さえるべき本でしょ う。
★【本館K棟3階A 361.63/KAZ】
親族の基本構造 / クロード・レヴィ=ストロース著 ; 福井和美訳 青弓社 2000 
→ レヴィストロースの古典です。決して読みやすい本ではありませんが、解説書もありますが、チャレンジする人は是非。
★【本館K棟3階A 389/SHI】
■ 家族変動・家族史
現代家族変動論 / 森岡清美著 ミネルヴァ書房 1993 シリーズ・現代社会と家族:2 
→ 日本の家族変動を実証的、理論的に探究してきた著者のエッセンスが凝縮された本です。
★【本館K棟3階A 361.63/GEN】
戦略としての家族 : 近代日本の国民国家形成と女性 / 牟田和恵著 新曜社 1996 
→ 明治大正期の家族の変容を、家族史研究の知見をふまえて探求した本です。
★【本館K棟3階A 361.63/SEN】
われら失いし世界 : 近代イギリス社会史 / ラスレット[著] ; 川北稔, 指昭博, 山本正訳 三嶺書房 1986 
→ ヨーロッパ、特にイギリスの家族史研究です。世帯構造から当時の家族の姿を捉えています。
★【本館K棟3階A 233.05/WAR】
家族・性・結婚の社会史 : 1500年-1800年のイギリス / L.ストーン [著] ; 北本正章訳 勁草書房 1991 
→ ヨーロッパの家族史研究の本ですが、特に心性史に着目した本です。
★【本館K棟3階A 361.4/S878】
家族構成 / 戸田貞三著 新版 新泉社 2001 
→ 日本の家族史研究の名著の一つ。最初の国勢調査から日本の家族構成について論じています。シリーズ(叢書名著の復興)の1970年刊もあり【本館L棟3階B 361.4/TO17】
★【本館K棟3階A 361.63/KAZ】
「家」の存続戦略 : 歴史社会学的考察 / 米村千代著 勁草書房 1999 
→ 家訓、家憲を資料として、明治大正期における「家」の変容を追った研究です。
★【本館N棟2階ブックツリー教員著書寄贈 362.1/IEN】【本館K棟3階A 362.1/IEN】
<子供>の誕生 : アンシァン・レジーム期の子供と家族生活 / フィリップ・アリエス [著] ; 杉山光信, 杉山恵美子訳 みすず書房 1980 
→ 「子ども」という観念は、近代になって誕生したという衝撃的な研究です。賛否ありますが、家族史研究の代表的研究である ことは確かでしょう。
★【本館K棟3階A 369.4/A698】
「若者」の社会史 : ヨーロッパにおける家族と年齢集団の変貌 / ジョン・R.ギリス著 ; 北本正章訳 新曜社 1985 
→ 若者期についての社会史的研究です。
★【本館K棟3階A 367.6/WAK】
■ 主婦・家事労働・ジェンダー
家族・ジェンダー・企業社会 : ジェンダー・アプローチの模索 / 木本喜美子著 ミネルヴァ書房 1995 シリーズ・現代社会と家族:3 
→ 家族やジェンダーの問題を、企業社会とのかかわりで論じています。
★【本館K棟3階A 361.63/KAZ】
少子化時代のジェンダーと母親意識 / 目黒依子, 矢澤澄子編 ; 岡本英雄[ほか著] 新曜社 2000 
→ 現代の母親たちが抱えるジレンマや意識を、調査から明らかにしています。
★【本館K棟3階A 367.21/SHO】
都市環境と子育て : 少子化・ジェンダー・シティズンシップ / 矢澤澄子, 国広陽子, 天童睦子著 勁草書房 2003 双書ジェンダー分析:2 
→ 都市で子育てする母親、父親の意識を調査から明らかにしています。
★【本館K棟3階A 367.3/TOS】
女性の就業と親子関係 : 母親たちの階層戦略 / 本田由紀編 勁草書房 2004 双書ジェンダー分析:6 
→ 母親たちが、働くことと子育ての間でとる行動や意識を取り上げています。
★【本館K棟3階A 366.38/JOS】


授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/)
作成:千葉大学附属図書館