印刷用

授業資料ナビゲータ(PathFinder) 教養展開科目(キャリアを育てる)
平成24年度(2012) 授業コード:G15K26101
博物館展示論
後期集中 草刈 清人先生

キーワード: 展示 空間 コミュニケーション・メディア 博物館 展示の制作 展示の利用

  ←実際に利用した資料にはチェックをしましょう。
★のついている図書は、授業期間中は本館N棟2階授業資料ナビコーナーにあります。
Web  授業のテーマに関連したデータベースやサイトです。

日本展示学会   【http://www.tenjigaku.com/
→ 博物館、博覧会、展示会、商業施設、サイン、街づくりなど様々な展示を対象とした、国内唯一の学会。学会誌、研究集会等の展示研究に関する最新情報もわかります。
日本博物館学会   【http://www.museology.jp/
→ 博物館に関する総合的な学会。博物館展示に関する最新情報もわかります。
インターネットミュージアム   【http://www.museum.or.jp/
→ 博物館・美術館・イベントの総合情報サイト。学芸員の募集情報も出ています。
saveMLAK   【http://savemlak.jp/
→ 博物館・美術館 (M) 、図書館 (L) 、文書館 (A) 、公民館 (K) の被災・救援情報サイトです。被災した東日本の博物館や、展示の再建には時間がかかるので、受講後も時々除いて見てください。ボランティア等の募集情報もでています。
グーグル・アート・プロジェクト   【http://www.googleartproject.com
→ 世界の主要な美術館の作品を閲覧できる。人マークの美術館ビュー(Museum View)の表示が出る美術館は、 ストリートビューの手法で 美術館の展示を擬似体験できます。
国立科学博物館 常設展示サイト   【http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/permanent/index.html
→ 常設展示の展示解説をほぼ全て、ネットで読むことができる。博物館に行って、ICカードを借りて常設展示を実際に体験し、その後このページを閲覧すると、意図がよくわかります。
国立歴史民俗博物館 News   【http://www.rekihaku.ac.jp/others/assembly.html
→ 掲載したサイトから、特別集会「被災地の博物館に聞く」の現地の博物館からの報告を見ることができる。なお、この博物館では順次 常設展示のリニューアルを進めていて、その為の研究プロジェクトの報告やリニューアルオープン時のプレスリリースを読んで該当展示を見学すると「展示」への理解が深まる。次のサイトは2008年3月リニューアルした第三展示室(近世)のプレスリリース。http://www.rekihaku.ac.jp/others/press/p080318.html

図書  本には、テーマに関する内容がまとめられています。授業のテーマをつかむにはまずはここから始めましょう。

展示論 : 博物館の展示をつくる / 日本展示学会編 雄山閣 2010 
→ 博物館展示論の教科書に指定してある本。ということで、必読書。
★【本館L棟2階A 069.5/TEN】
歴史展示とは何か : 歴史系博物館の現在 (いま)・未来 (これから) / 国立歴史民俗博物館編 ; 久留島浩 [ほか] 著 アム・プロモーション 2003 歴博フォーラム 
→ シンポジウムを元にした本。報告三「現代生活を展示する」あたりから読み始めると取り付きやすい。展示は、空間のコミュニケーション・メディアであることが理解できるであろう。せっかく千葉大の授業を取るのだから、佐倉の博物館には行ってみるべし!
★【本館L棟2階A 069.5/REK】
美術館商売 : 美術なんて…と思う前に / 安村敏信著 勉誠出版 2004 智慧の海叢書:3 
→ "学芸員出身の区立美術館館長による実践を踏まえた美術館案内。、「第二章 ゆっくり見てね。」で 歴史博物館とはちょっと違った、美術館の展示企画について理解を深められる。読んだら、板橋区立美術館へも行かなければ、、、
★【本館L棟4階A 706.9/BIJ】
動物園にできること : 「種の方舟」のゆくえ / 川端裕人著 文藝春秋 2006 文春文庫:[か-28-3] 
→ アメリカの動物園のレポート。文庫版で日本の動物園の章が追加された。動物園の様々な展示方法や、特有の問題への理解がふかまる。動物園、水族館、植物園にも「展示」の手法を見るつもりで行ってみよう。
★【本館L棟4階小型 480.76/DOU】
美術館・博物館の展示 : 理論から実践まで / デビッド・ディーン著 ; 山地秀俊, 山地有喜子訳 丸善 2004 
→ 著者は学内の博物館の運営にも関わっているテキサス大学の先生。展示の実践的教科書。第七章のストーリーラインとテキストの展開 には目を通して欲しい。展示が空間のコミュニケーションメデァであることが良くわかる。Museumを美術館と訳しているのが、気になるが「博物館」あるいは「博物館・美術館」と読み替えた方が良いかもしれない。
★【本館L棟2階A 069.5/BIJ】
博物館をみせる : 人々のための展示プランニング / K.マックリーン著 ; 井島真知, 芦谷美奈子訳 玉川大学出版部 2003 
→ 著者はサンフランシスコの有名な科学館Exploratoriumの展示部長や、展示企画会社などをやっていた人。 展示がっ空間のコミュニケーション・メディアであることを明解に押さえた内容。また、従来のアメリカ流の学芸員を頂点とした縦型の組織ではなく、展示プランナーやデザイナー、教育普及担当者の専門性も生かしたチームで展示を開発していこうという「チームアプローチ」の記述が特徴。
★【本館L棟2階A 069.5/HAK】
博物館建築 : 博物館・美術館・資料館の空間計画 / 半澤重信著 鹿島出版会 1991 
→ 著者は文化庁文化財保護部などで、博物館や資料館の建築の指導に関わって来た建築家。「空間のメディアとしてのコンテンツ=展示の中身」についての記述は無いが、第4章4-1-(2)、第5章、第6章を読み 展示を入れる箱である建物がどうなっているのか、理解してほしい。
★【本館L棟3階A 526.7/HAK】
拒絶された原爆展 : 歴史のなかの「エノラ・ゲイ」 / マーティン・ハーウィット [著] ; 山岡清二監訳 ; 渡会和子, 原純夫訳 みすず書房 1997 
→ 広島に原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」を中心とする原爆展の計画は在郷軍人会なのの反対で中止に追い込まれる。著者はこの展覧会を推進し、辞任したスミソニアン航空宇宙博物館の元館長。原題は AN EXHIBIT DENIED。博物館の展示が社会的なものなので、こうした事は日本でも起きる。なお、展示シナリオ(本書ではスクリプト)も掲載されているので、目を通す事。展示が空間のコミュニケーションメディアであることも良く理解できる。
★【本館K棟3階A 210.75/H34】
年鑑日本の空間デザイン : ディスプレイ・サイン・商環境 / 年鑑日本の空間デザイン刊行委員会編集部会編集 六耀社 1993 
→ 最近の日本の展示について理解を深めることができる。
★【本館L棟3階大型A 673.38/NEN】
被災地の博物館に聞く : 東日本大震災と歴史・文化資料 / 国立歴史民俗博物館編 吉川弘文館 2012 
→ 昨年の震災では 博物館やその展示も大きな被害を受けた。この本は、国立歴史民俗学博物館で開催された特別集会「被災地の博物館に聞く」( 2011年7月30日)に基づくもの。当日の報告は別記サイトでも確認可能。関連した企画展「記憶をつなぐ―津波災害と文化遺産」*へ行くべし。さらに、震災全体の被害の規模は物凄いので、一度現地に行って見る事をお勧めする。     *企画展「記憶をつなぐ―津波災害と文化遺産」2013年1月30日~3月15日国文学研究資料館(立川)
★【本館L棟2階A 069.4/HIS】


授業資料ナビゲータ(PathFinder)入口 (http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/)
作成:千葉大学附属図書館