亥鼻分館では,ゐのはな同窓会及び看護学部・看護学研究科同窓会の助成による展示企画として「教員(医学・看護)が薦めるこの1冊 」を開催します。 先生方から「学生のうちに読んでほしい本」「自分が読んで感銘を受けた本」をご推薦いただき、それらの本を寄せられたコメントと共に紹介します。
附属図書館亥鼻分館長 安西尚彦 (千葉大学大学院医学研究院薬理学教授・副研究院長)
「本を読む」こと、それは限りある自分の人生の中では起こらない世界の擬似体験であり、他人の気持ちや人生に思いを馳せることでもあります。社会人である医療職(医師、看護師)となり、多様な患者さんの様々な人生の岐路に立ち会う時、自分の人生経験だけで判断することはとても難しいと言えます。「本」にはそのよりどころとなる事例が多数含まれている、と言って過言ではありません。2018年度に「(医学部)教授の薦めるこの一冊」として始まりましたこの企画、これまで医学部の先生方からの紹介を頂き、多くの皆さんが本を手にとってくれました。
今年度からは看護学部の先生方からのご紹介も頂き、さらに幅が広がっております。いつもは講義でしか会わない先生が、どんな本を推薦しているのか?、期待をもって、紹介された本を手にとって頂ければと思います。
「ゐのはな同窓会」「看護学部同窓会」には資料購入の助成を頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
医学部、看護学部の先生方にご協力いただき、26タイトルの本をご推薦いただきました。生命科学分野の本ばかりでなく、文芸作品など多種多彩な本が集まりました。
本との出会いの場として、また先生方の人となりを知るきっかけとして本展示を楽しんでいただければ幸いです。
展示図書は学内者へ貸出しています。紹介されている図書の一覧は OPACのブックリストでご覧いただけます。 推薦された本の情報と先生方のコメントをまとめたリーフレットは展示コーナーで配布しています。
なお、2019年度の「医学部教員が薦めるこの1冊」、2020年度の「医学部教員・先輩が薦めるこの1冊」、2022年度の「医学部教員が薦めるこの1冊 ver. 2」もご好評につき、展示を継続いたしますので併せてご覧いただけます。