千葉大学(旧)日本文化研究会より、「民俗調査報告書」の覆刻版15冊をご寄贈いただきました。
この「民俗調査報告書」は、約40年前に、故 川端豊彦 千葉大学名誉教授の指導を受け、千葉大学の当時の学生サークル「千葉大学日本文化研究会」が東北・関東・中部地方を中心に民話や習俗などの聞き取り調査を行い、その結果をまとめたものです。
今回の覆刻版の作成にあたっては、もともとはガリ版刷りだった本文のデジタル化と校正、読みやすくするためのルビ・注釈・解説・意訳の追加などの作業を、同サークルの初代会長である加部恒雄さんをはじめとする千葉大学卒業生13名が2014年から6年がかりで行いました。
こうして覆刻された15冊の民話集は、リポジトリから公開されたのち、冊子版についても附属図書館にご寄贈いただきました。当初は、2020年3月に代表者にご来館いただき、手渡しでご寄贈いただく予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、郵送でご寄贈いただく形となりました。
それから約2年後となる2022年6月7日に、(旧)日本文化研究会の初代会長である加部さんをはじめとする代表者3名が附属図書館本館にご来館くださり、竹内比呂也附属図書館長から民話集をご寄贈いただいたことに対するお礼状をお渡ししました。
ご寄贈いただいた15冊の民話集は、附属図書館本館で読むことができます。また、電子版は千葉大学学術成果リポジトリ(CURATOR)で一般公開しており、自由にご覧いただけます。
千葉大学附属図書館「約40年前に聞き取り調査で集めた民話を学術成果リポジトリから公開しました(第3弾)」(2020.3.25)
民俗調査報告書(リポジトリ版)一覧[千葉大学学術成果リポジトリ]
民俗調査報告書(覆刻版冊子)一覧[千葉大学OPAC]