(重訂) 解体新書 序・附言(大槻 玄沢)
安永3年(1774)・クルムスの解剖書を訳して『解体新書』を刊行した杉田玄白は、その内容に不備な点があるので、門人の大槻玄沢(一ノ関藩医)に命じ、改訂させ寛政10年(1788)13冊本としてできたのが本書で、これは文政9年版である。
江戸時代から明治時代初期に出版・書写された和漢医書・本草書・西洋医学書を中心としたコレクション。大槻玄沢による「重訂解体新書」や日本最初の解剖書である「蔵志」をはじめとした貴重書を収蔵する。目録は、https://opac.ll.chiba-u.jp/da/koisho/より検索できる。
伊東彌恵治千葉大学名誉教授(ITO Yaeji,1891-1955)が医学史研究のため蒐集した古医書と、千葉県茂原市で代々眼科医を開業していた千葉家の旧蔵書、蘭医学塾兼診療所として佐倉順天堂を創設した佐藤家の旧蔵書、幕末の著名な医家三宅春齢の著作を含む三宅家の旧蔵書から成る。